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12月11日-03号

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  1. 美咲町議会 2008-12-11
    12月11日-03号


    取得元: 美咲町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-06
    平成20年第 8回(12月)定例会第 3 日 (平成20年12月11日)(1)会議の開閉時刻    開   議  午前 9時30分    解   散  午後 3時42分(2)出席・欠席・遅参または中途退場した議員の番号・氏名議員番号氏   名出欠別議員番号氏   名出欠別1岸本 清治出席9角南 憲一出 席2安藤 暢昭〃10三船 勝之〃3草苅 良明〃11寒竹  壽〃4池上 弘道〃12岡田  壽〃5大神 弍之〃13山本 宏治〃6貝阿彌幸善〃14小島 洋征〃7松島  啓〃15日神山定茂〃8下山 和由〃16定本 一友〃(3)地方自治法第121条の規定により出席した者の氏名職  名氏   名職  名氏   名町長奥村 忠夫上下水道環境課長山本 泰示副町長矢木 康敬産業観光課長山下 善教副町長福井  正建設課長清水 史郎総務課長松本 行正会計課長重松 富子企画財政課長山本登志夫旭総合支所長杉山 肇志情報交通課長池上 康夫柵原総合支所長氏平  久税務課長形井  圓教育長中力  昭住民課長桑元 芳郎教育総務課長延原 幸子健康増進課長村島眞由美生涯学習課長筈尾 芳郎保健福祉課長難波寛治郎    (4)職務の為出席した職員の職・氏名     事務局長  木 谷 正 弘     書  記  貝阿弥 美 和(5)日   程日 程議案番号件         名1   一般質問2   議案に対する質疑3   議案並びに陳情等の委員会付託          平成20年第8回美咲町議会定例会             平成20年12月11日             開 会 9時30分 ○議長(定本一友君) 皆さんおはようございます。 ただいまの出席議員は15名であります。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。(午前9時30分) 本日の日程を報告いたします。 第1に一般質問、第2に議案に対する質疑、第3に議案並びに陳情等の委員会付託、以上のとおり定めておりますので、ご了解をお願いいたします。 なお、3番草苅議員から病気のため欠席の旨の通告がありましたので、ご報告を申し上げておきます。 これより日程に基づき議事を進めさせていただきます。 日程第1、一般質問を継続いたします。 それでは、13番山本議員から一般質問をお願いいたします。 13番山本議員。 ◆13番(山本宏治君) 改めましておはようございます。13番山本でございます。 今定例会に通告3件させていただいております。通告順に従いましてご質問したいと思いますので、ご答弁をよろしくお願いいたします。 まず、1件目といたしましては、民間の借地料につきましてお尋ねをしたいと思います。 以前、まちづくり委員会でこの件につきましてるる協議をし、また現地視察も行ったと思います。全体的に七十数件のこの借地に対する金額も、1,200万円台というかなりの金額にもなっておるようにも聞いております。その当時、委員会の意見といたしましては、できる範囲からこの契約、借地に対するのを解除しながら地権者と協議をするようにという意見があったと思います。そのことにつきまして、莫大な金額でもありますし、そうした面を踏まえましての意見が出たと思います。しかし、現場に行ってみまして、この物件なかなか仕方がない物件、またこれは話し合いによってできるのではないかというような現地視察の皆さんのご意見もあったように思います。それにつきまして、その後の地権者また契約相手との状況、またどういうふうに進捗しておるのか、またどういうふうな結果が出ておるのかを、まず第1点としてお尋ねしたいと思います。答弁のほう、よろしくお願いいたします。 ○議長(定本一友君) それでは、答弁者、町長。 ◎町長(奥村忠夫君) 皆さんおはようございます。連日、大変ご苦労さまでございます。 13番山本議員のお尋ねに答弁させていただきたいと思いますが、民間の借地料についてということで、先ほどおっしゃいましたように、平成19年10月以降にまちづくり調査研究特別委員会において借地料の見直しをということで、返還等について検討をいただいたところでございます。議員おっしゃいましたように、その結果、公共施設の土地は基本的には買収とするのがいいんじゃないかというふうなお答えをいただきました。しかしながら、施設の建設の経過、歴史等もありまして、なかなか思うに任せて問題解決ができないというのが今の時点の状況でございますが、可能な限りそうした特別委員会のお答えに沿えるように結論づけていきたいというふうに頑張っておるところでございます。 美咲町では、そうしたものが今度の新しい町の一つ、公共用地の基本線だということで話を進めてまいりまして、買い取りの話も進めても、なかなか逆に売却しないと言われる方のほうが地権者に多く見られます。その便についでに借地料を上げてほしいというふうな要望が出てくるようなことでございまして、ほとんどさわったことが逆になるというふうなことになっておるのも現状でございます。また、あるいは売ってもいいよというふうに一応はこちらのお願いに沿った答えはいただけるんですが、問題は価格の問題でございます。当然我々は公共用地の買収価格というものがありますので、そんなに法外な金額を出すわけにもいきませんが、しかしながら売却されるほうで見れば、少しでも多くというのは、これはもう人間の常識でございます。そうした中で、公共用地でございますので税金関係のものもございますので、そうしたものを考慮しながら、もう少し我々の提示に近寄っていただけないだろうかというふうなこともお話をさせていただいとるんですが、なかなか応じていただけないということで話がそのままになっておるということで、非常に困難を期しております。 そうした中で、今現在どういうことかといいますと、18年度末においては76件ありました借地が、今19年度現在では柵原地域では7件を返還させていただきました。そして、そのために現在では69件となっておりますが、これ以外には契約はそのままで面積及び金額が減ったもの、あるいは中央町地域では1件ありますが、20年度に入りましてはなかなか話が進んでおりません。この面積及び金額の減ったものですが、借地料を合わせるために借地料の金額を隣地同士変えるわけにはいかないんで、トータルを合わせるために面積を歩増しをしておったりするようなものがございまして、結局はお借りせねばならないために金額を先方さんの要望に合わせるというふうなことで、単価は隣同士で変えたらいけませんので、面積をふやして、いわゆる地主のほうにたくさんお金が行くようにというふうな調整をしてあった部分がございます。こうしたものは実面積に直させてほしいというふうな、これも非常に困難を期したわけでございますが、そうしたことをご協力いただこうというふうなことで、地権者の方のご協力をいただきながら少し直していったというふうなものもございます。そうしたことで、現在までに解決しているものはわずかではありますが、ご指摘をいただいたように今後も行政改革あるいは集中改革プランに沿いまして公共施設等管理運営の考え方、そうしたものに基づきながら各担当課、それぞれの関係する職員に十分にそうしたことを認識するようにして、今後時間を見ながら、また地権者とのタイミングを見ながら話を進めるようにということでやっておるところでございますが、買い取りにいたしましても返還するにいたしましても、いずれにいたしましても地権者との話し合いが大変難しいものでございますので、無理をせず焦らず地道に、先ほども言いましたようにタイミングを見ながら、これからも根気強く交渉していくことしかないんかなというふうに思っております。 ちなみに参考までに申し上げますと、柵原地区では、柵原の職員駐車場をアイサワ工業さんから借り受けておりました土地は、現状のままで19年度末に返還させていただいております。これは332平方メートル。それから、南和気小学校北和気小学校の水源地として借り受けていた3人の方は、井戸輪などの設置を取り崩さず、そのまま補償金を支払って19年度末に返しております。それは、井戸輪そのまま残しておくので、それを処理する費用とみなして幾分か補償費を出して返還しておるものがございます。これは面積で198.3平方メートルと81.6平方メートル、18.5平方メートルというこの3件を返還しております。それから、北和気小学校の職員の駐車場においても、原状回復はせずに補償金を支払いまして、19年度末に返還させていただいております。これも面積は111平方メートル、それから211.7平方メートル、75.00平方メートルというふうに3件の地権者があったわけですが、返還させていただいております。これが柵原地区の3件が返還させた部分でございます。 中央町地区におきましては、加美小学校職員駐車場として借りておりました土地のうち、一部分を19年度末に返還させていただいております。残りの土地については、地権者との話し合いによりまして、5年後ぐらいに全部返還する予定でございます。831.1平方メートルの一部でございますが、以上6人7件の方に土地について返還をしていますので、これが処理の進んだ現状でございます。加美小学校の分につきましては、今地権者のほうで相続等がございまして、そうした問題があるので今ちょっとつつけないということで一部分だけ返還して、そのまま5年ほど待ってくれと、そうした時点でもう一度話に応じるからというふうにお話をいただいておるところでございます。そうしたのが今現在の現状でございます。 ご指摘をいただいたほど十分に作業が進んでいないということにつきましては大変申しわけなく思っておりますが、反面、長い間のお世話になっとる地権者との折り合いというふうなものもあるんだということもご理解いただいて、決してこのままほっておこうというものじゃございませんから、根気強く、先ほども申し上げましたようにいろいろな状況を説明しながら地権者の皆さんのご理解をいただくよう努めてまいりたいと思いますので、議員の皆さん方もそれぞれお近くの土地につきましてはご協力、また町民の皆さんにそうした機会がありましたらいろいろとお話をいただきながら、ひとつ趣旨、目的、目標に向かって進めるようにご協力よろしくお願いいたします。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(定本一友君) 山本議員。 ◆13番(山本宏治君) 相手方がおるということで、なかなか難しいということもよくわかりますが、先ほど借地面積の見直し等々言われたと思いますが、地籍の評価等も少しは変更されたんでしょう。例えば、柵原地区の方に一度たまたまお会いして、その方が地権者だということをたまたま知っておりまして、だれか担当者が行きましたかと言いましたら、いやまだ来てないですと。ただ、評価がえをして地籍の分が上がりましたと、その分につきましては、町のほうも上乗せしていただきましたということなんですが、そうした評価がえなんかもきちっとされとるんでしょうか。再度ご答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(定本一友君) 町長。 ◎町長(奥村忠夫君) これは担当が税務課のほうになっておるわけでございますが、ご案内のように、一昨年柵原地区を皮切りに地目の確認をしようというふうなことで順次やってまいっております。そうした中で、当然地目が農地であっても現状が運動場になっておるとかというふうなものは地目がえをし、評価を変えて、先ほどおっしゃいましたように評価額が上がったものは町の税金分だけは上乗せするというふうな処置をして、いずれにいたしましても正常な姿に持っていこうということで、それは鋭意努力をし税務課も小まめにチェックしておるところでございます。ご理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(定本一友君) 山本議員。 ◆13番(山本宏治君) そういった前向きに検討しておられるのもよくわかりますし、1,200万円ほどの真水の金でございます。できるだけ地権者との協議をしていただき、早目に解決をしていただきたいと思います。これは私の意見で、この件につきましては以上とさせていただきます。 ○議長(定本一友君) はい、ほな次に行ってください。 ◆13番(山本宏治君) それでは、2問目として、町内の観光地といいますか、各施設の道路標識、大きな看板等はありますが小まめな、例えば国道、県道べりにつきましては、何々施設というのはかなり大きな看板等あります。例えば、まきばの館ならまきばの館が429沿いにあったり、そうしてまた各大きな観光施設につきましてはあると思いますが、山間部に入りますとなかなかわかりにくい道が右往左往あり、また一歩間違えばどこに行くかわからないような山の中に道路標識をつけてはみてはという質問でございます。 私の住んでおります旭地域でも小山の棚田がよく聞かれます。大垪和の棚田と連携して小山の棚田、風光明媚なとこだということを聞いて、行きたいんだと。しかし、地元におる私自体も、それじゃあどういった説明をしていいのか、なかなか難しい面があります。一歩間違えれば本当に関係のないようなところに出てみたり、以前も間違えて、今でいう岡山市、前の建部町のほうに出てしまったんだというようなご意見も聞いております。ここの今の国道53号線、例えば卵かけ御飯のとこでも看板たくさん出しております。これは、最近の車にはカーナビもついておりますのでピンポイントで出してこれると思いますが、山間部に入りまして道に間違い、そして聞く人もいないようなとこに行けば、ドライバーの方も不安になると思います。角々に小さな看板でいいと思います。この先何々施設は何キロ先ですとか、あと2キロ先、1キロ先というように、1キロ単位くらいですれば美咲町に来ていただいた方に安心と安全運転の一つの助けになるんでないかということを考えております。というのも、商工会等でまた美咲町自体のパンフレットをつくっておりますが、大きな道筋だけで本当にその路線にあるにはわかりますが、入っていく路線につきましては地元におる人もわからないこともあったり、まして町外から来られる方がなかなか難しい道案内でないかと思います。よく、私も三休公園の下に住んでおりますが、三休公園はどちらと言うて、すぐここから上ですと言うんですけど、やはり説明場所から二、三百メーター離れた時点でも不安があったという声を何遍か聞きました。三休公園の入り口につきましては、今は看板もたくさんしていただいてわかりやすくなっておりますが、そうした大きな看板でなくて小さな看板で、ドライバーの目線から見えるようなもんで結構なんで、山間部ぐらいに地元の自治会さんとどういうところで間違うのかということをよく協議しながら、ひとつ看板設置のほうを要望したいと思います。そういう面で町長、またそれから建設課担当になるんですか、その辺でご答弁をいただければと思います。 ○議長(定本一友君) 答弁者、山下産業観光課長産業観光課長(山下善教君) 失礼いたします。13番山本議員さんのご質問で、町内の観光地及び各施設に道路標識を設置してはどうかについてお答えいたします。 確かに私も旧中央から旭の山間部に入りまして、まだ道もすべてよくわかっておりません。確かに、あそこへ行ってくれと私に言われても、なかなか私一人では行けないようなところもあります。簡単な標識でもあれば安心できるとは思いますんですが、何分すべてをまだよう把握しておりませんので、できましたら各地域の方と地元の方とにこういうところが必要な場所というような形でご指導いただければ、これも町道と県道ともになるかと思いますけども、関係機関と協議をして設置のほうをしていかなければいけないと思います。また、予算等も伴いますので、そういうところがありましたら現地等確認させていただきまして、つけれるところについては設置のほうを考えていきたいと思います。また、場所については地元の方にご指導いただいて、つけてもいいところもありましょうし、つけたら混乱するとこもありましょうから、関係機関と地元で協議させてもらって設置のほうで考えていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(定本一友君) 続きまして、答弁者、清水建設課長 ◎建設課長(清水史郎君) 失礼します。13番山本議員さんの道路標識の設置についてのことにつきまして、建設課としてのお答えをこれから回答したいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 先ほど産業観光課長のほうが申しましたとおりのこととほとんど変わりませんけれど、道路管理者としまして的確な回答にはならないかもしれませんけれど、現在のところ町内の施設とか観光地への案内標識が必要な箇所については、建設課では十分な把握ができておりません。しかしながら、先ほど議員さんがご質問されたような箇所も含み、今後産業観光課とも連携をとりながら、現地調査によりまして、必要な箇所によりましては案内標識を設置していきたいというふうに思っておりますので、またよろしくご指導のほどお願いしたいと思っております。 以上です。 ○議長(定本一友君) 山本議員。 ◆13番(山本宏治君) 観光案内板をつくることによりまして、町内にこういった施設があるんだというPRにもなるんではないかと思います。そういった面で、大きな看板でなくても結構でございます。道しるべ、また観光地のPR板ぐらいな小さなもんでもいいんでないかと思いますので検討をしていただき、また地元とよく協議をしていただきたいと思います。その点につきまして、もし町長お考えがありましたらよろしくお願いします。 ○議長(定本一友君) 答弁者、町長。
    ◎町長(奥村忠夫君) 13番山本議員町内観光地案内標識ということでございますが、おっしゃるように、実は私もせんだって三重県のほうに行きまして、一定の昼食の場所を探すのに、なかなかどうも地図を見よったんですが、古い車でございましてナビゲーションがないもんですから、いいんだろうか、いいんだろうかというて走りながら走りながら不安を感じながら、これちょっと違うんじゃないかとひっくり返してまた帰ってみりゃあ、やっぱしあの道じゃないかというようなことで、非常にそうした点では不安だなというふうなことを実感したとこでございます。 特に、都会と違いまして田舎道でございますので、人生と一緒で入り口をちょっと間違えますと、とんでもない過ちを起こして大変なとこへ行きますんで、その入り口が大変大切だというふうに思います。一本道間違えたら大変なことになるんで、そのあたりは十分わかりますので、総合的に観光案内板として、例えば大きなものを1カ所ぼんと置いて、それから各所に行くときにはわかりやすく、例えばまきばの館ならまきばの館だけを案内するものをしていく、あるいは小山の棚田、大垪和の棚田それだけを案内するようなもののちっちゃいものも必要だろうというふうに思います。どうしたとこが我が町に観光地としてご案内できるようなとこがあるか、そしてまた旧町単位でどうした場所が、例えばこちらから今やっておるのは柵原、中央、旭地区を結んだ観光案内をしようというふうになっておりますんで、例えば柵原の鉱山公園に来ていただいて、三休公園に行くときにはどういう案内がいいんかというような総体的なものと、先ほど議員がおっしゃいましたピンポイントで案内するもの、そうしたものを十分拾い上げてみて、計画的に皆さん方に安心して走っていただけるような、あるいはそれに一口加えて、ナビゲーションと同じようにカーブが多いから注意してくださいとか、下り坂になるんで少しスピードを落としてくださいとかというふうなものをつけ加えることも大切かなというふうに思っておりますので、十分検討してまいりたいと思いますので、その節にはまたアイデア、ご協力をよろしくお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(定本一友君) 山本議員。 ◆13番(山本宏治君) そういうことで、観光案内板また道路案内板を早急にご検討いただきたいと思います。それではこの件も終了させていただきたいと思います。 ○議長(定本一友君) はい、次。 ◆13番(山本宏治君) よろしいですか。 それでは、最後の3件目に行かさせていただきたいと思います。 この最近の不況のためか、この季節のためか、何か肌寒い、また季節柄枯葉が落ちるような時期に、やはり何か一つ心の和むもんというものがないかと思いまして、以前から各地区でいろんな花を植えたり、また道べり、また道の花壇の中にいろんな花を植えて、来客、ドライバーの皆さん、歩行者の皆さんに花を見ていただき、心の和む美咲町というような形で、この前も旭地区では花壇の整備をしていただいたり、そしてまたよく新聞等でも見ます塩気地区での萩のロードとか、それから中央地域ではアジサイロード、またフヨウとか植えておられたり、また管理をしていただいとると思います。そうした面で、今の美咲町、美しく咲くというような町でもございますし、年間通じていろんな花が各地区で咲けば、心の和み、また安らぎということにもなるんではないかと思っております。 以前からよく町長さんも言われておりましたが、各本所・支所に行くと、常に花瓶の中に花があったり、また入り口に花が植えてあったり等々、そうした来客、また来られる方に対する心配りがかなりあったと思います。そうした面で、この花は職員が各自勝手に持ってきて勝手に生けて、そして来た人に見ていただいたり心をいやしていただくんだという職員の方が多々おったように聞いております。確かに私も各支所に行ったり本庁に来たときに、そしてまた会議の中で、一つ花があれば言葉一つがやわらかくなるんでないかなというような気がしております。そうした面で、今後この世知辛い世の中になってきておりますが、地域だけでも花でも咲き、そして各町外から来られた方が、美咲町に行ったら各地区にいろんな花が植えてあるよなというようなことを言ってもらいたいまちづくりをしていただきたいと思います。 来年、第26回都市緑化フェアが岡山県で開催され、西大寺地区を中心にされますが、こういったことで毎年各地で緑化事業、そしてこの温暖化につきましても緑化事業、いろんな面でやられておると思います。潤いあるまちづくり、また環境、そして遊びから学ぶこの花づくり等々で、本当の世代を超えた方々が協力して植え、また育て、また管理をしていただければ、本当の協働のまちづくりにつながるんではないかと思っております。そうした面で、この花づくり、各地区に今県との締結でやっております事業もございます。アダプト事業といいまして、親子の縁結びということで各地区でやっておられますが、旭地区でも数カ所のところでやっておりますが、その辺の町内全体ではどのくらいなアダプト事業と県とのやられておるのか、またその中でこういった花に関する事業等々はどのくらいやられておるのか。そうした中で、町といたしましても各地区と自治会、また協働のまちづくりの中で花づくり、地域の花木など、いろんな面で心も和む地域づくりにできないかなということでご提案をさせていただいておりますので、その辺につきまして各担当課の方が、この地域の花づくり等々環境問題、またそうした道路問題等があると思いますんで、順次お願いできればと思っております。答弁のほう、よろしくお願いいたします。 ○議長(定本一友君) 答弁者、町長。 ◎町長(奥村忠夫君) 13番山本議員のご質問にお答えさせていただきたいと思います。 これは担当課長にということでご質問をいただいておるようでございますが、道路環境は建設課、そして環境につきましては上下水道課が持っておるということがございますので、総活的に私が先にご答弁させていただいて、今の現状あるいはその課の取り組みにつきましては担当課長から後ほどお答えさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 おっしゃりましたように、花いっぱい運動、大変いいことだというふうに思っておりますし、いろんな県外に行きましても県内に行きましても、それなりにこういう事業には取り組んでおられるところでございます。私も、非常にそうしたもんでは心をいやし、人間の丸さを育てるというふうなことで、大変花は大切にしてまいっております。特に、この役場等につきましては、ややもすれば官庁ということでかたいイメージがあるものを、花を添えることによって訪れる、ご来庁いただくお客様方にほっと安らぎを与えるというふうなことで、実は中央町時代からこの問題をしっかり取り組んでまいっておりまして、本町にもそうしたものがあります。私たちが子供の時代には、学校にも自分とこのいろいろな角先の花を摘んで持っていって、学校にも生けたというふうなこともあるんで、そうしたことをこの役場の中でも再現しようじゃないかということで取り組んでまいりました。道路に植える花でございますが、即効性をねらおうとすればやはり草花をすぐ植える必要があるだろうと思います。それから、恒久的に今後長く植えていくためには花木にいかにゃいかんということで、2面でやっていく。 実は、中央町の時代には3カ年計画で各大字地区に、今23あるわけですが、その事業に取り組んでいただける地区には3カ年で100万円という予算を組んで植えていただいております。それが今フヨウになったり、あるいはハナミズキになったりアジサイになったりして、今やっと花をつけておる状態でございますが、そうした事業に取り組んでいくということでございます。それから、学校等につきましては、やはり今のこの時代、子供の心の優しさ、そしてまた植物を育てることによって生命の大切さ、そうしたものも教えてほしいということで、各小学校にも花壇をつくって植えさせると。子供たちにそうしたことを指導していくというふうなことも、教育委員会を通じて取り組んでまいった経過がございます。最近は、例えば道端の花でも棒を持って皆首を飛ばしてしまうというような若者がおる時代でございますので、そうした子供にならないように、心の優しさ、人を思いやる気持ち、そうした情緒を育てるためにも非常に大切なことだと。昨日も出ましたように、目配りとか気配りとか思いやり、そうしたものをはぐくんでいくためにも、子供のときからそうした花というふうなものの生命を大切にするということを植えつけていこうじゃないかということを取り組んでまいった経過がございます。 決して言いわけじゃないんですが、そうしたことを中央町時代にやってきとったんですが、合併という一つの大きな変換によりまして、昨日から言っておりますように、とにかく物事をそろえる、物事を修正していく、その作業にこの3年有余追われました。そのために、こうした一番大切な部分である、けれどもややもすれば置き去りになりやすい部分がまさしく置き去りになってきたと思います。旧柵原地区、旧旭地区、旧中央町地区、それぞれ植栽もしてあります。特に柵原にはサツキ、あるいはツツジなんかもたくさん植えてあるんですが、その管理に町のほうとしてはややもすれば忘れがちになっておった。それから、旭につきましては湖と桜の町ということで、桜は本当にたくさん植えてあります。これらについても十分な目が行き届いてない、我々の行政としてのお世話ができてないのがこの3年間じゃなかったかというふうに深く反省をしておるものでございます。せっかくそうしたそれぞれの町が持ち寄った大切な資源があるわけでございますので、少し落ちついた今日、改めてそうしたものに気を配り、そしてまた地域の皆さん方のご協力を得て再度そうした事業に取り組んで、本当に美咲町の名にふさわしい美しく咲く花の町にしていくことが大切だというふうに思っておるとこでございます。 中央でも、今庁舎にも看板が前のほうにかかっておりますが、私は花と自然と笑顔のある町というふうなものをキャッチフレーズにしておりました。そうしたものに近づけるような、いわゆる3つの町が一緒になって新しい美咲町が本当に美しく咲くように、その名に偽りのないような環境づくり、環境整備には改めて取り組んでまいりたいというふうに私自身が考えております。冒頭申し上げましたように、詳細につきまして観光課の現状をご報告申し上げ、ご理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(定本一友君) 続きまして、答弁者、山本上下水道環境課長 ◎上下水道環境課長(山本泰示君) おはようございます。 13番山本議員さんからの花いっぱい運動のさらなる展開、推進についてというお尋ねでございますが、冒頭に町長さんのほうからただいま説明がございましたんで、あえてどうも担当課のそれぞれの課長から申し上げあるべくもないというふうな感じさえするところでございますけれども、担当課長といたしまして、環境課の立場といたしまして一言述べてみたいというふうに思っております。 花づくりに関しまして、さらに盛り上げてはどうかということのお尋ねでございますけれども、当然私も一町民といたしまして、これはまことに共感を持っておるところでございます。合併以来の各種会議において、それぞれ自己紹介等がございます。新町の美咲町のだれだれですというふうな紹介をするわけでございますが、その都度美咲町という名前を語るについて、どうしてもそのときに何かを心に感じておるのが現実でございます。議員ご質問のように、本町の名前が美咲ということでございますが、美しく咲くということでございます。これは、ごく一般に花弁を持つ花のことを例えておる場合もあれば、この町に住んで人生が美しく咲くという解釈も一つは考えられるんではないかというふうにも考えるところでございます。道路などの一角を利用してのというお尋ねでございますけれども、これは道路の周辺を利用するということにつきましては花特有の優しさ、そして美しさで心を洗われることができる意味で、非常に理想であるというふうなことも当然認識しております。 町内でも以前から、先ほど町長が申されましたように、自主的に取り組んでおられる地域もございます。特に、合併してみて、柵原も以前やっておりましたけれども、中央地区が独自に老人クラブ、あるいは子供会の組織、あるいは自治会組織だろうと思いますけれども、要所要所主要道路を初めて通ってみたときに、大変なこういった景観づくりに取り組んでおられるというふうな感じはいたしました。また、本町では19年度から、これは企画財政課のほうの担当になろうかと思うんですけれども、各地区を通じましての地域活性化交付金、こういった交付金事業の中でその拠点づくりの環境整備というような位置を置いての幾らかの助成制度といいますか、補助を持っております。こういった助成制度を利用して、各地域がこういった環境づくりを花づくりに置きかえて、花づくり運動をされているやにも確認をいたしておるところでございます。このような取り組みをもっと拡大していったらというお尋ねでございますが、効果のある場所といたしましては当然人通りの多い場所、あるいはその地方に行ったら、どうしてもそこを通らねばその場所に行けないというような非常に目立つところというようなところを拠点づくりに、そういった花づくり運動を展開する必要があろうかなというふうにも考えております。今後こういった取り組みに対しまして、道路担当課の建設課とも協議をいたしまして、それから地区長といいますか区長連絡協議会、こういったところへもそれぞれの補助金制度を持っておる課と連携をいたしまして十分今後もアピールをしながら、この美咲町にふさわしい花づくり運動の拠点づくりといいますか、そういったものを展開するよう努力してみたいというふうに考えております。 いずれにいたしましても、花檀などの管理につきましては行政主導型でなく、これは地域の自主的な取り組みというのが非常に必要なことじゃないかなというふうに感じます。地域ボランティアの組織がなくては恐らく長続きはしていかないというふうに思います。協働のまちづくり事業を中心に、地域は自分たちの手で守っていくといった姿勢の上に、こういった景観づくりも結果として表現ができるということも言えるんではないかなというふうにも考えております。行政のできることは、そういった手がかり、足がかりを最初皆さん方にうったてて、それから皆さんとともにそういったことへ歩んでいけれたらというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(定本一友君) 続きまして、清水建設課長 ◎建設課長(清水史郎君) 13番山本議員さんの、花いっぱい運動をさらに盛り上げてはというご質問につきまして、建設課としてのお答えをしたいと思います。 私も、花いっぱい運動がまちづくりの一環として美咲町全域に広がっていけば大変よいことだなと思っております。そういう中で、まず花を植えるためには場所が必要でございます。その場所につきまして、町道、農道、林道で地域の賛同が得られ、交通の支障のない路肩やのり面を利用した場所の提供は、私は十分可能であると考えております。また、ご希望の箇所がございましたら現地調査を行いまして、全面的に協力したいというふうに考えております。 それから、先ほどご質問の中でアダプト事業につきましてご質問があったと思いますが、そのことにつきまして簡単に紹介させていただきたいと思います。 これは岡山県がしてます「おかやまアダプト推進事業」という名前でございます。美咲町では、この事業に62団体が認定を受けて、今参加しております。その事業の内容的には、一定区間の道路、河川の清掃、美化活動を行っております。10人以上の構成員が必要であるということが一つの基本でございまして、道路なら500メートル以上の清掃、草刈りを年2回していただき、川なら200メートル以上の延長を同じく年2回以上清掃、草刈りをしていただくというような事業でございます。募集的には、3月から4月中旬にかけまして募集をしております。そのお手伝いは建設課のほうがしておりますので、またご希望の方は来ていただければ結構だと思います。それで、その中で花づくりの関係をしている団体は、今のところ7団体ございます。それは、岡山県の管理してます国道、県道の路肩に設置された20メートルから50メートル程度の花壇や植樹帯につきまして、花木の植栽、管理を年間を通じて行っていただいております。そういうことでございます。これらの団体には県より1年1団体に補助金が支給されておりますことを紹介しておきます。 以上でございます。 ○議長(定本一友君) 続きまして、山本企画財政課長 ◎企画財政課長(山本登志夫君) 失礼いたします。13番山本議員さんからの、花いっぱい運動をさらに盛り上げてみてはといったご質問でありますけれども、企画財政課は区長協議会といいますか、協働のまちづくりの観点からお答えいたしたいというふうに思います。 花の好きな人に悪い人はいない、心の優しい人が多いと昔からよく聞いております。花いっぱい運動は、おっしゃるとおり美しく咲く町美咲町にふさわしく、町民にも町外から訪れる人々にとりましても、美咲町のイメージアップにつながると思います。過去にも、平成17年の国体開催に向け、中央、旭、柵原ともこの花いっぱい運動に取り組んできた経過があることは承知のとおりであります。また、合併以降も区長協議会では、地域活性化事業補助金をもちまして花檀や花の道路をつくり、花いっぱい運動を進めております。ちなみに、19年度の実績を申し上げますと、中央地域では14地区、旭地域では10地区、柵原地域では9地区、合計33地区で取り組んでおります。このことは、全体81地区を考えた場合は40%以上の地区が実施していることになります。このような中で、現在区長協議会、役員会におきまして、来年度協働のまちづくりの交付金制度、活性化事業分と協働のまちづくり分でありますけれども、この創設に伴いまして、それらの使途、組織体制や活動方法などについて現在検討していただいておりますけれども、この協働ですけれども、区はそのままに置いて区のエリアを少し大きくした旧村単位、コミュニティー単位で取り組むということを考えた場合に、花木を植え、区と区を結ぶことによってより長い花ロード、よりすばらしい花回廊ができるのではないかと思うところであります。現実、区長協議会、役員会の意見の中にも、花いっぱい運動を旧村単位で取り組む場合、交付金の協働分を利用できないかとそういったご意見もあります。美咲町としても、この花いっぱい運動の取り組みは、旧村単位でまとまり、コミュニティーの輪が広がる初めの第一歩でもあることから願ってやまないところであります。協働のまちづくり、この交付金が地域づくりに有意義に活用していただければ幸いと思います。 以上でございます。 ○議長(定本一友君) 続きまして、山本上下水道環境課長が先ほど答弁をいたしましたけれども、言い残したことがあるそうでございますので、再度答弁をいたします。 ◎上下水道環境課長(山本泰示君) 失礼します。先ほどの答弁の中で、各課の取り組んでいる事業ということで、ちょっと具体的に申し上げるのが漏れておりましたんで、ここで申し上げます。 各課で取り組んでいるということでございますが、この上下水道環境課になりまして、花づくりについて事務分掌が入っております。そういった中で、本庁舎におきましては、各課ごとまでもいきませんけれども、ある程度2つの課ぐらいがまとまりまして全体では、例えば庁舎の周辺の花いっぱい、あるいは郵便局からの亀の甲岩川添線の道路周辺の花いっぱいの花畑、花檀の整備であるとか、あるいは亀甲駅の周辺の花壇の整備、こういったことに当たっております。それから、各支所においては支所単位に庁舎周辺の花壇づくりに全員で取り組んでおるといった取り組みを職員といたしましてはやっておりますが、先ほど申しましたように町全体としての取り組みとしては、それぞれの関係部署とも協議をしながら、今後もっと進めていくよう努力してみたいというふうに考えております。 以上でございます。失礼しました。 ○議長(定本一友君) 山本議員。 ◆13番(山本宏治君) 各担当課長のほうからご説明いただきまして、ありがとうございます。 旭支所の周辺の花壇でも、仕事の終わった後、花壇の整備等支所長を中心にしてやっていただいております。やはり経費節減、またできることは職員、また地域の人ということであるかと思います。今言っていただけましたように、協働のまちづくり、また区長会等々でこういった取り組みもしていただくようになると思いますが、先ほど町長のほうの答弁の中で、旧中央町時代には100万円という地域に対する補助をされとったと思いますが、来年度につきましてこういったことも踏まえて自治会のほうに予算も上乗せということを、ちょっとご意見があればお聞かせ願えればと思いますが、ひとつよろしくお願いします。 ○議長(定本一友君) 答弁者、町長。 ◎町長(奥村忠夫君) 先ほど、山本企画財政課長のほうから申し上げましたように、協働のまちづくり、あるいは地域活性化事業等で補助事業がございまして、今それぞれの町に合ったそうした補助事業を統括したものをそうしたことで組みかえております。そうしたものもありますので、そこらとの整合性をよく考えながら、新しくそのものに上積みして新しいメニューで花いっぱい運動を、ちょうど岡山県が先ほどおっしゃったように来年3月から準備期間ということで入りますので、そういう事業とタイアップする形で国体と同じように地域もそれにタイアップするという形で整合性がとれれば、幾らかの予算を組んで補助事業として新しいメニューを組むことも可能かというふうに思っておりますので、積極的に考えてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(定本一友君) 山本議員。 ◆13番(山本宏治君) 時間が来ました。 以上で終わります。ありがとうございました。 ○議長(定本一友君) 以上をもちまして13番山本議員一般質問を終了といたします。 それでは、2番安藤議員の質問に移らせていただきます。 2番安藤議員。 ◆2番(安藤暢昭君) 2番安藤です。私は、今定例会では介護保険と幼児保育、2つの問題に絞ってお尋ねをしたいというふうに思います。 まず最初に、介護保険の問題ですが、介護保険の2009年度改定の問題点ということで少しお尋ねをしたいというふうに思います。 介護保険が2000年4月に発足をして、ちょうど来年が3度目の見直しといいますか、介護保険が3年ごとの見直しということになっておりますので、来年が3度目の見直しということでございます。 2006年の2回目の見直しのときに、介護保険が改悪――私は改悪というふうに理解をしとんですが、改悪をされて、その結果介護1という軽度とされている人を中心に、予防や自立支援の名のもとに介護サービスの取り上げや利用の抑制がひどくなってまいっております。さらに、介護報酬が削減をされ、介護事業者の経営は悪化、介護労働者の労働条件も劣悪になり、深刻な人材不足が広がっているというのが今の介護の現場の状態ではないかというふうに思います。9月議会で同僚議員がこの見直しの問題に触れられて、介護報酬の引き上げ等についての質問がされておりますので、私はそれは避けて、その他のことについて少しお尋ねをしたいと思います。 介護の現場、今全国的にどういう問題が起こっておるのかという点について少し述べてみたいと思うんですが、私ここに持っておりますが、全日本民主医療機関連合、いわゆる民医連というお医者さんの団体が、2008年、ことし5月から9月にかけて全国的に介護の現場の実態を調査をし、それを報告された文書があります。若干それをご紹介をして、私たちの町との関連をお聞きをしたいと思うんですが、この調査によりますと、全国29都道府県334の事業所で728の事例を取り上げて、それをまとめて、その中からどういう特徴があるのかということをまとめて報告をされておる文書でございます。ちょっとご紹介したいと思うんですが、事例を分析をして明らかになった9つの困難という立場で報告をされております。 まず最初に、1つは重い費用負担のために利用を断念もしくは手控えせざるを得ない事態が広がっているという点です。2つ目には、認定結果と本人の状態が著しく乖離する傾向が強まっており、その結果、サービス利用に制約が生じているということ。3つ目は、予防給付への移行や軽度者に対する福祉用具の利用制限などにより、状態の悪化や生活上の支障を生じている。4つ目が、支給限度額の範囲では十分なサービスを受けられない、もしくは支給限度額を超えた利用が必要なため多額の自己負担が発生をしている。5つ目が、家族との同居を理由とする生活援助の機械的な打ち切りなどのローカルルールの適用、外出支援など利用に対するさまざまな制約が広がっている。6つ目が、重度化が進むが施設入所もままならず、家族介護、介護費用の二重の負担が増大する中で、在宅生活の維持、療養の場の確保に困難を来している。7つ目が、医学的管理を要する場合の施設入所、在宅生活が困難になっている。8つ目が、独居老老世帯では、在宅での介護、生活の継続にさまざまな困難を抱えている。9つ目が、在宅での重度認知症の生活、介護が深刻化をしている。こういった事態が起こっているというふうに指摘をしております。 そして、全体の特徴としては3つ上げております。 第1に、利用者の経済状態が非常に厳しくなっている中で、利用料を初めとする費用負担の問題が多くの事例で共通をしていること。2つ目が、給付を抑制する仕組みによって利用の手控えや取りやめが広がっており、利用者家族の介護生活にさまざまな支障をもたらしている。3つ目が、いわゆる行き場のない利用者の事例が過去に実施した調査と比較して数多く寄せられていること。このようにこの調査書では報告されておりますが、美咲町の場合、そういった事例が実際に起こっているのかどうかという点がわかればお知らせをしてほしいというふうに思います。それから、これが現行制度の中での問題ということで指摘をした点でございます。 2つ目は、障害者福祉との統合がまた今度の見直しで浮上しております。それとあわせて保険料徴収の拡大、いわゆる今は40歳以上の方から保険料を徴収しておるわけですが、これを10歳年が若い30歳から徴収をするというふうな案が浮上しておるわけですが、これはやはり特に障害者の問題については障害者自立支援法という法律の中で守られておるわけで、これを介護保険と統合するということはやめるべきではないかというふうに思いますがどうでしょうかということ。 それから3つ目は、介護認定の見直しが浮上をしております。これはご承知と思いますが、現在は要介護1、要支援2についてもコンピューター審査と認定審査会の審査を経て決定をするわけですが、今度の見直しでは認定のための調査項目も大幅に減らし、認定審査会での審査を省略してコンピューターだけで判定をするというふうなことになっておるようですが、これは問題があるんではないかというふうに思います。 それから、もう一つ最後に、現在療養病床というのが介護の中であるわけですが、これを2011年には全面的に廃止をするということで利用されている方々に大きな不安を与えておるわけですが、こういったことについてもやらせるべきではない、このように思います。 以上、4つの点についてお答えを願いたいと思います。 ○議長(定本一友君) 答弁者、難波保健福祉課長 ◎保健福祉課長難波寛治郎君) 失礼します。2番安藤議員さんの2009年度介護保険の改定の問題点についてというご質問の中で、まず4項目のうち1番目の現行制度の中での問題点といたしまして、利用者の方の負担、それにかかる費用についてでございますが、介護保険におきましては原則1割、限度額がございますが負担をしていただくということになっております。実際、今そのような負担の問題で保健所のほうにご相談があった件は、今のところないというふうに認識しております。ただ、高いサービスを受けるとやはり負担も高くなってくるということはあると思います。これらについても、できるだけ公費負担などを多くしていただけるように機会あるごとには要望をしていきたいというふうに思っております。 それから次でございますが、障害福祉との統合でございますが、現在40から64歳、2号被保険者の方でございますが、特定の病気で介護が必要になった場合には介護保険から給付する、事故などそれ以外の原因で介護を必要となった場合には自立支援法からサービスが提供されるというふうになっておりますが、このため一部の難病などではどちらにも該当しないケースがあるということで、これを救うということではある程度評価はできると思いますが、一方それにかかります費用の負担を今は40歳以上で負担しておりますが、この年齢を下げていくということでございますが、保険料収入をふやし財政の安定化を図るという目的もあるとは思いますが、若い人が介護が必要になるという確率は低うございます。また、子育て等にお金がかかるなどの理由がございまして、なかなか理解は得られないのではないかというふうに考えております。国の制度の改正の目的の一つには財政の問題があるというふうに認識はしておりますが、住民サービスの低下や負担の増加につながる改正には慎重に行っていただきたいというふうに考えております。 次に、認定制度の問題点でございますが、議員おっしゃられましたように、新しい制度では現在の82項目の調査項目が74項目に変更されております。本年もモデル的にご本人の同意を得て10人の方に新しい調査項目で実施をしてみました。その結果といたしまして、特に介護度の相違はございませんでした。これにすると、従前からでございますが、介護認定の結果について現状との乖離を思われる方につきましては変更申請をしていただき、改めて調査、介護認定を決定させていただいております。その上でご本人に十分ご説明をしご理解をいただけるように努力しているところでございます。 次に、4番目といたしまして、医療制度の改革により現在の介護療養病床は、議員おっしゃられましたように2011年をもって廃止されるということになっております。介護病床の病院は、従来型の老人保健施設、または介護療養型の老人保健施設、または老人ホームへの転換を迫られているところでございます。また、現在療養病床の利用者の方で医療の必要な方は医療病床のほうへ、また介護の必要な方は介護施設が対応するというふうに変更されていっております。現状として、これに対応できる介護施設が整っているかという点につきましては疑問がございます。国の制度の改正でこのような事態が発生するんであれば、国においても十分な対応をしていただきたいというふうに思います。また、現実といたしまして、療養介護病床が減少することによって退院を余儀なくされ、在宅のほうに変えられるということになりました場合には、これらの方について実態を十分に把握していきたいというふうに考えております。 ○議長(定本一友君) 安藤議員。 ◆2番(安藤暢昭君) 課長、再質問なんですが、今の3つ目の介護認定の見直しに関してですが、ちょっとこれ新聞での報道もあるんですけど、結局厚生労働省は煩雑さを改善するなどとして82の調査項目を74に減らすというふうに言っておるわけです。2次判定で1次判定を変更する場合の参考指標を4項目から1項目に絞ることなどを提案していると。現行の方法と新たな方法の両方で判定結果がどう出るかを全市区町村の3万817人を対象にモデル調査をしたということで、美咲町も今言われた分だと思うんですけど、この2次判定で1次判定より重度へと変更された人は、現行の方法では22%だったけれども、新たな方法では13.3%に減っておるわけです。ですから結局、そして議論の中では1次判定の結果を変更しづらくなった、審査会の役割が減った印象があるということで、ちょっと介護認定の変更というのは介護度を上げないというか低くするというか、そういうねらいが国としてはあるんではないかというふうに思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(定本一友君) 答弁者、難波保健福祉課長 ◎保健福祉課長難波寛治郎君) ご指摘のように、項目の変更によりまして介護度を抑えるというか低く言えという動きは確かにあるかもしれませんが、7項目の減少自体がそれほど認定結果に大きく作用するというふうな認識は持っておりませんが。 ○議長(定本一友君) 安藤議員。 ◆2番(安藤暢昭君) 町長への質問ということにしてなかったんですが、よろしいでしょうか、最後に。 介護保険の制度が発足をして、いろいろと見直しもされてきておるわけですけど、今回の見直しも私の考えとしては、一つには今の診療報酬を引き上げるということで、これはもう介護の現場の状態から見て、事業者、介護で働く人たちにとっても緊急を要することじゃったと思うんです。しかし、全体としては介護に対する国の給付がふえていって、何とか国の出す金を節約をしようということで、いろんな制度の変更してきておるわけですけど、基本的には私は国がもう少し今の介護に対するお金を出していくということにしないと、今いろいろ再質問しました全国的な介護の現場での問題というのは解決せんのじゃないかというふうに思うわけです。 そこで、現状の上に立って緊急にというか、やっぱり来年度見直しするとすれば、私は4つばかり言いたいと思うんですが、1つは利用料や介護保険料の負担の軽減を図る。2つ目は、本人の状態が正確に反映されるように認定制度の改善をすること。特に認知症というのが最近ふえておるわけですが、認知症については見守りや精神的援助の必要性を考慮した判定結果になるようなシステムに見直すと。3つ目は、支給限度額を大幅に引き上げる。しかも、介護5については限度額を廃止する。今さっき課長が言いましたが、給付の額が上がれば本人の負担もふえるということもありますけれども、現状のこの限度額というのには大きな問題があるんで、限度額を基本的には廃止をする。そして、4番目については、予防給付の対象であっても必要な介護サービスを利用できる仕組みに改善するというこの4つを見直すとすれば、やるべきではないかというふうに思っております。その点、町長はどういうふうに考えておられますか。 ○議長(定本一友君) 答弁者、町長。 ◎町長(奥村忠夫君) 2番安藤議員の、介護保険制度についての見直しということでご質問をいただいておりますが、とにかく急速な高齢化が進んでおります。そうしたことで抜本的には、これはもう今安藤議員がおっしゃいましたように、利用者の負担を軽くして軽減していくとか、あるいは本人の認定制度をもう少し明らかにして軽くしていこうとか、あるいは支給限度額の枠を外すとか、あるいはいわゆるそこに行くまでの予防医療についても当然見直していくという、これは全く私も同感でございますが、ただこれはもう本当に抜本的に国策として議論していただく、もうその時期に来ておると思います。長寿社会の対応対策をどうするかという抜本的なものを見直していかないと解決しない問題だろうというふうに思っております。その中では、今一番大きく問題になるのは財源確保の問題が大きいということだろうと思います。そしてまた、2つの面があるわけでして、在宅介護にすれば家族の時間の負担あるいは労力の負担が非常に大きい、施設介護にすれば費用負担が大きいということでございますので、このあたりを全部クリアしようとするならば、財源をどう確保していくかということで、消費税の問題も今議論されておるところでございますが、いずれにしても財源をきっちりしないことには今のようなつけ刃でやる、そうすればどうしようもないから介護保険料を上げてくる。当然保険料で賄うわけですから、保険料が上がってくるということになりますし、今おっしゃったように予防給付につきましても医療の給付につきましても、あるいはまた支給限度の問題につきましても、大変大切ではあるけれども、そこの尺度、持っていき方、こうしたものが非常に難しいところにあるんで、とにかくそうしたことはやりながら、今急場をしのぎながら抜本的なものの改革、3年ごとにやってるのは、大まかな部分はおっしゃるように予想外に歳出が多いもんですから、何とか歳出を抑えようというほうに回っておると思います。そのために財源はどこへ、また最近は埋蔵金からこれを補てんするんだというようなことも出てきておりますが、いずれにしてもその辺を抜本的にやらないと大変な問題だと思います。 人はご承知のように必ず老いていくわけですから、その老いていく者をだれが見るのか、だれが世話をするのかということをきっちりと押さえて議論する必要があろうと思いますが、これは私も介護保険の県の委員にも入っておりますので、いつもそうした議論はさせていただきょうるとこですが、そうしたものを国へもきっちり上げていきながら、国民の声として現実をしっかりと国会議員の先生方もとらえていただいて、議論していただかにゃいかんなというふうに非常に感じておるところでございます。 とにかく今、現実に向けて後追い後追いなんです、法のほうが。ですから、なかなか皆さんが満足できたり安心できる状態になってないというのは安藤議員ご指摘のとおりだと思いますので、財源、それから施設の、例えば施設勤務者の待遇の問題、そうしたもんも解決しないと、これはもう完全にこの部分の福祉の部分は崩壊するんじゃなかろうかというふうに本当に危惧しておるとこでございます。でも、力いっぱい私たちも力の及ぶ限りそうした組織の中でも介護保険組合の中でも意見を上げながら、おっしゃるようなことは早目にとにかく対応していくように取り組んでいかにゃならんというふうに思っておりますので、またお知恵をかりたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(定本一友君) 安藤議員。 ◆2番(安藤暢昭君) 財源問題を町長が出されたんで、これを言よると消費税問題にもなってくるし、ですが私も基本的には財源をどう確保するか、それはしかし即消費税ということになったんでは、これもう大変なことになるんです。ですから、そこから先は議論の範疇にないんで終わりとしたいと思うんですが、介護保険だけで言えば、今の国の補助を最低直ちに30%、将来的には50%というふうなところでいかないと、基本的な問題は解決しないということは私も思っております。ですからもう……。 ◎町長(奥村忠夫君) ちょっとだけ済いません。 おっしゃるとおりですが、それで今問題は結局国保のほうが組合保険とかあるいは社会保険とかというものが、これが負担分がふえてくるということで、組合保健なんかどんどんどんどん崩壊してきてますよね。そうしたもんですから、国の負担を大きくする、保険負担を大きくするということになると、そこへまた来るわけです。本町の場合もここで見直し、せんだってもちょっと課長と話したんですが、せんだって発表した金額より100円か200円上げていただかねば大変な赤字が出るんじゃないんかなということで、今その辺の小さい数字を出しておるとこでございまして、住民の皆さんの保険料にはね返ってくる部分は大きいわけです。ですから、負担も軽くするんですが、さっきおっしゃったように私も健康がまず第一の人間の幸せのためだと、健康だというふうに言っておりますが、この予防医療の部分、ここらあたりもきっちりやっていくことによって、そうした歳出を抑えていくということも必要だろうというふうに思っております。保険を使っておられる人、この介護保険にかかっておられる人が、決して保険を使って幸せじゃないわけです。本当に自分の負担もかぶりながら使っておられるということは、非常に本人さんにとってもお気の毒なことでございますので、そうしたことにならないような、とりあえず健康で老いていけるようなものをしっかり町のほうでできることはやっていくことが今最先決だろうというふうに思っております。保険料の問題に触れますと大変いろいろありますんで、この辺でまたゆっくりお話しさせていただきたいと思います。 ○議長(定本一友君) それでは、次の質問に移ってください。 ◆2番(安藤暢昭君) それでは、次に移りたいと思います。 通告にも書いておるんですが、ことしの3月、政府が閣議決定をした規制改革推進のための3カ年計画の中で、保育園の問題について、幼児の受け入れを保育園と保護者の直接契約方式にするということの導入、そして児童福祉法で決めております保育所の最低基準の見直し等について、その方向を打ち出しているわけですが、その内容をどうに受けとめていらっしゃるか、課長、どっち。 ◎町長(奥村忠夫君) 行く、どうする。出番があったほうがえかろう。            (「いやいや、よろしいです」と呼ぶ者あり) ○議長(定本一友君) それでは、答弁者、町長。 ◎町長(奥村忠夫君) これまた非常に大きな問題でございまして、本当に国政と関連があるような重大問題ばっかりをご質問いただきまして、大変私もご答弁が十分できるかどうか不安なところでございますが、ご案内のように直接契約方式、今保育園はすべて町がかんで、公共がかんで、それから施設へ行っております。広域保育にしても市立保育園に行くのも町を通してやっておるというのを、それを直接保護者の方と保育園が契約していくという形だろうというふうに思っております。そういうふうに理解しておりますが、両面あるんじゃなかろうかなと。特に最近におきましては、保育園が全国的には公立と私立の割合が、87%が私立だというふうに言われております。そうした中で、我々の公共が入ることが確かに安全面とか、あるいはまた保障問題というんですか、そうした面では公共が担保するということも大切ではございますけれども、競争原理が働かないというふうな、公共の場合はそうしたことを非常に言われます、私立の方がサービスがいい、保育時間が長い、そしてよく見てくれるとかというふうなことも言われておりますので、いいように働けば、私は直接契約方式のほうがいいんじゃないかなというふうにも思っておりますが、ただ、今無許可の保育園等があって、問題も発生しておることも事実でございます。そうしたものを十分排除しながら、クリアしながらやっていくならば、私はこの直接制度がうまく機能すればいい機能かなと。競争原理が働き、そしてまたそうしたもので競争原理ということはいわゆる利用者のサービスが高まる、そしてまた保育料が少しでも安くなるという競争原理が働けば、直接契約方式のほうがいいんかなというふうにも感じておりますが、これは扱う人の、その現場の人、経営者の姿勢というふうなものもあろうかと思いますので一長一短で、今答えをすぐ言えといったらその程度しか申し上げることができませんので、またご質問がありましたらお答えさせていただきたいと思います。 以上です。            (「最低基準の見直し」と呼ぶ者あり) 数字的なことは課長のほうから言ってください。 ○議長(定本一友君) 桑元住民課長 ◎住民課長(桑元芳郎君) 失礼します。2番安藤議員さんの、保育所の最低基準等の見直しということですけども、これも免責的なものがあるんですけども、安全といいますか、その確保をしていくためにはある程度の数字があったほうがいいんじゃないかというふうには思っております。 以上です。 ○議長(定本一友君) はい。 ◆2番(安藤暢昭君) 私がこの質問をさせてもらうのは、最近特に都会なんかで、あるいはちょうど2000年ですか、民間企業の参入が解禁されたと思うんです。それまでは、民間といっても社会福祉法人というそういうものに限っておりましたから、実際にこの民間企業が参入してきたのは2000年だというふうに思います。やはり、保育というか子供を育てていく中心といいますか、基本的には国と地方自治体が責任があるというふうに法律でも定められておるわけで、今課長が簡単に言いましたけど、この最低基準の見直しというのもこれ以下ではだめだということを決めて、そしてそれをさらに改善をしていくということが言われておるわけです。ですから、私が言いたかったのは、今最低基準の見直しにしても直接入所の制度にしても、やはり一層民間の参入というかそういうものをしやすくするための国の法令改正というか、そういうことではないかというふうに思うわけです。それで、ちょうど今から3年前ですけど、町長、平成18年3月の定例会で私が保育所の職員の嘱託、臨時、本雇いというかその辺のことについて質問したときに、最後に町長が、我が町でも近い将来民間委託をすべきではないかと一つの案として思っている、ぼちぼち民間経営を検討していただく時期ではないかというふうなことをおっしゃいました。私は、今全体の民間と公立の比率が言われましたけど、今の憲法にのっとり、またこの児童福祉法にのっとっても、基本的には公の地方自治体、国が責任を持って幼児の保育をやっていくということが原則じゃないかというふうに思っておるんで、町長のおっしゃった民間を施行するというかそういうことについてはそうでないと、今の公立のやり方をしっかり将来守って、さらにそれを充実していくということでないかといけないんじゃないかというふうに思っておりますが、今の民間という町長のお考えが現在はどうなんかという点をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(定本一友君) 答弁者、町長。 ◎町長(奥村忠夫君) 安藤議員の再質問にお答えさせていただきたいと思いますが、一般的に、これのみでなくて指定管理者制度というものが取り入れられました。官から民へというふうなことで、民間でできることは民間でしていただこう、これは私は非常に抵抗があるしこの立場におってみて残念に思うんですが、なぜ民間にした方が安くていい仕事ができるんだろうと、ここのあたりが私、物すごく抵抗のあるとこなんです。我々公務員は相当な知能レベル、知識レベルも高く、そうしてその中で給料も労働条件も保障されておると思うんです。そのものが民間よりもサービスが悪くてお金が高くつくなんてことは、私どうしても納得がいかんというて言よるんですが、これ民間委託にするということ自体が、何のために民間に移して官から民へ移すかというたら、やはり最終的にはコストの問題、サービスの問題にきとるんだと思います。国が逃げとるんだと言いますけど、それが民間でやるよりいい仕事ができて、いい結果ができて、安くできるんだったら公共のほうへ行くと思うんですが、それを民間に85%まで移していったということは、責任そうしたものを回避していこうとしとる、この姿がどうしても納得いかんとこなんですが、しかし現実はそうなっていっとるので、やはり経費を少しでも安くしようとすればそうしたものをやっていかざるを得ない時代になっておるので、民間へ官から民へ移さざるを得ないのかな。国のほうも民間については処置費が出ます。公のほうには処置費が交付税に算入されるというような形です。そうしてくると、必然的にどこへ入ってきたかがわからないというふうな状態で、現場への歳出面で非常に財源不足を生じてくるというふうなことでございます。今、本町の場合は、安藤議員が以前にもご指摘いただいたように、余り本採用と嘱託の差があり過ぎるんじゃないかというふうなことをご指摘いただいたことがあるかと思います。我が町は、嘱託の給料、微々たるもんでありますけれども何ぼかずつでも上げていくようにして、今上げております。そうしないと、本当に働く人が、安いから民間へ持っていくというたんじゃ、労働者が非常に差別があると思うんで、そうしたものを安いからじゃなくて、最近問題になっておりますが季節労働者に要るときにはふやせれる、要らないときにはおやめいただけるというふうな柔軟なとこを持っていくことができるからというとこに持っていかにゃいかんだろうというふうなことで、給料も上げていけということで今上げていって人員確保しておるとこですが、そういうことでいわゆる保育園の直接、あるいは民間に持っていくことによって仕事がよくなったり、あるいは安く済むんであればそこへ行かざるを得ないなと、そうしたものかなというふうに思っておるところでございます。指定管理制度もそうなんですが、この規制緩和の最低のとこにも書いてありますように、例えば免責を緩和するとか、今まで1人当たり幾らなかったらならないものが緩和されるとか、あるいは保育士の人数を緩和するとかというふうなことが書いてあるわけですが、ある意味では今おっしゃったように老人と幼児は絶対に国が守っていくもんだというところから見れば、少し逃げたとこがあるというふうには感じておりますけれど、今なお国がそうしたことで処置費もくれないということになってくれば、民間へ渡したほうがもっと受益者の利便性が高まり、サービスの内容が充実するとするならば、そっちの道も選択肢としては選んでいかにゃならんのかなというふうには思っておるところでございます。 済みません、答えになりませんけどもひとつ……。 ◎町長(奥村忠夫君) 安藤議員。 ◆2番(安藤暢昭君) 町長、官から民へという一つの流れが今国を中心にありました。 しかし、その中でも官が責任を持たにゃいけんこと、これは民がやってもいいというか、それはやはり何でもかんでもとにかく、民へということはしょせん結局のところが財源というか財政というか、一体どちらが安くつくかというようなことからの判断だと思うんです。しかし、この保育の問題というか子供の教育の問題、これはそんなこのお金が安くとか高くとかというような問題でなしに、これは国が責任を持ってやっていかないけん基本的な問題だと思うんです。ですから、そういう点できょうの保育の問題に限って言うと、いろんな今まで規制緩和という名のもとにどんどんどんどん民が入りやすいような状態に国がやってきておるわけです。例えば、今度の最低基準の問題にしても、これは今はそれがこの制度として、また義務としてそれをしないといけないということになっておるんですが、それが今度は見直しではガイドラインという形で、いわゆる基準というふうなものに中身が下がってきておるわけじゃから、一層この民間が入りやすいような状態にどんどんどんどんなってきておるわけです。ですから、私はこの幼児教育というか子供の保育、教育というのは、銭金のことを言うんでなしに、本当に国と地方自治体が責任を持ってやっていくんだという立場を堅持をして、余りお金がどうとかこうとかというふうなことの論議でなしに、これからもひとつやっていただきたいと、そのことをぜひお願いをしたいと思うんです。ちょっとこれは平行線だと思いますけどね、いずれもしも民間のそういう問題の提起を町長がされたとしたら、これは保護者の方、また関係者の方、いろんな意見があって相当な論議になると思うんですけど、私はもうこれは断固として今の地方自治体が運営する、面倒を見る、このことを貫いてほしいということをお願いしたいと思うんです。 ○議長(定本一友君) 答弁者、町長。 ◎町長(奥村忠夫君) 結論からいいますと、結局はその保護者、受益者、その方々が本当に安心して、そしてその制度、サービスを受ける者が、本当にそのサービスの目的がきちっと達成されることが私は一番だと思います。それが官であれ民であれ、それが担保できることが一番だと思うんです。今一番問題になっておるのは、長いこの制度の中で硬直化しておる、官の中の硬直化しておるとこ、閉塞化しておるとこ、そして言うならばよく言われたように日の丸だからという安閑とした気持ち、こうしたものをいかに打破し脱皮させるか、これが今一番大切な時期だろうと思います。それがきちっとできたら、私は官で十分やっていけるし、官がやるべきだというふうにも思っております。ですから、そういう点をきっちり抑えながら現場をいかに改善していくか、そして受益者、そのサービスを受ける人が、真のサービスの目的がきっちりと達成できるようなサービスをいかに提供できる姿勢をつくっていくかということだと思います。官であれ民であれ、それが形の上だけでただ言われるように、お金だけを追求するもんじゃないと思います。私は特に学校現場、幼児教育、子供の教育については、例えばちょっと横へ行きますけど、学校給食にしても、確かに給食そのものをセンター方式にすれば合理化できたり、いろんな面でお金は安くつくかもしれませんけど、自校制度でいこうというのは、やはりそうしたものの中に子供の食育はできたり、いろんなものができる、もっともっと幅広い成果があるんじゃないかということだから、お金だけで追求すべきじゃないということは常に申しております。ですから、ただ言われておるように、とにかく無駄のないようにする、かけたものが結果が出なくちゃ何にもならんわけですから、お金に値した結果が出るようにするのが我々管理者であり、そのリーダーとして務める私たちの役目だというふうに思っております。そのことを長いこのいわゆる官庁といいますか公務員制度の中からそうしたものを改めさせていく、そうしたものをしっかりとリーダーが方向づけをしながら、現場を指導しながらやっていけば、おっしゃるように官でやっていっても何ら不都合があったり、あるいは無駄があるとは思っておりませんので、ここではっきり永久に官でいきますとは言えませんけど、そうしたことができるような方向に現場を私は改善し指導していくことに力を注いでいきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。            (2番安藤暢昭君「終わります」と呼ぶ) ○議長(定本一友君) それでは、これをもちまして安藤議員の一般質問を終わりといたします。 ここで休憩といたします。 再開時刻を11時25分からといたします。(午前11時08分) ○議長(定本一友君) それでは、休憩前に引き続きまして会議を再開いたします。(午前11時25分) 一般質問を続行させていただきます。 続きまして、4番池上議員の一般質問に移ります。 4番池上議員。 ◆4番(池上弘道君) 4番池上です。通告をさせていただいております今後の社会構造基盤に対する行政スタンスについてということでお尋ねをしたいと思います。 昨日からいろいろな議員の方からそれぞれに質問がたくさんなされましたが、私の心に残ったのは角南議員さんの質問の中で、直近の合併についての思いが語られたことについて、本当にいろいろの思いがあるなということを感じました。答弁の中でも2大河川で培われた文化というようなお話もありましたが、50年それぞれの歴史、文化の町が美咲町として出発し、私たち住民も現住所が美咲町と書きなれた今の時期ですが、合併に反対された方々も賛成された方々もいろいろな思いの中で4年が経過したと思います。職員の方々もさることながら、先頭に立ちかじをとられた執行部は、自分の気持ちを鬼にして公正、平等を貫かれたものと思っております。行政が住民の要望にこたえることは当然であり、現実に必要なものばかりに違いないと思っております。大神議員の質問の中で、過去の経過の中から吉井川の災害も10年を節目としてと言われましたが、備えは本当に十分でなければいけないと思います。行政の責任はとても大きいものだと思っておりますが、住民の協力も非常に大事ではないかと思います。そして、その地域に住む全員が英知を絞り、毎日を積み重ねても、完全なものにはなかなかできないのが現状であります。10年一昔とよく言われますが、5年先の予測がなかなか難しい現在です。例えば、たった4年前、今日の世界恐慌を予測した人が本当におられるでしょうか。確かに、政治や政治家の評価は結果にあると思います。少子・高齢化による人口減、農村の衰退は目の前にある、これは予測できると思います。枯れ葉の落ちるごとく家の灯が消えていく、野山の木々は枯れ葉を落とし、春になればそれぞれに新芽をつくり花を咲かせる。このままでは将来の農村はとても見えません。まして、人がいなくなれば、立派な2車線の道路も公共下水も何の効果もありません。幾ら6割が国の補助金と考えても、子や孫にはツケを残すんであります。 国の政治も、私たちが選んだ国会議員であるが、信じられない迷走をしています。どこに軸足を置いているのか、とても大切なこれからというときに、少し人が前に出れば足を引き自分が前に出ようとする。何か本質を間違えているような気がいたします。今そのようなことを考えている時期だろうか。地方の美咲町から変えていかなければ改革はできないと思います。町長の言われるハードからソフトへの切りかえを急がなければならないのではないでしょうか。大神議員が毎回言われる協働のまちづくり、そして以前小島議員が言われた総町民参加の総改正など視野に入れるべきではないかと思います。そして、満足度の高い、また将来夢や希望が持てる、人々の思考が上向きになり、人々が心から喜び、活力ある社会の構築を期待するものですが、町長もやり残されたものがあると言われましたが、それは別として、これからの美咲町をどう描かれているのかお尋ねをいたします。 ○議長(定本一友君) 答弁者、町長。 ◎町長(奥村忠夫君) 4番池上議員の思いを込めた郷土愛に燃えた質問をいただいたわけでございますが、端的に今後の美咲町をどう考えておるかということでございますが、昨日も角南議員のご質問にお答えをさせていただきましたように、地方自治の果たす役割、目的は何かということの原点から考えるべきだろうというふうに思っております。そうした中で、昨日申し上げました地方自治、行政の目的というものはやはり住民生活の安定を確立するためにあるものだというふうに理解しておるところでございます。地方自治の中で、住民の生活を切り離しては何ら目的を持ってないのと一緒だと思います。住民の生活の安定とは、いわゆる福祉の安定と向上を目指すものだというふうに思っております。福祉とはと昨日も申しましたように、福祉とは人間生活を営む上で必要な生活の環境を整えることだというふうに思っております。生活環境とは何かと言いますと、経済的な条件、あるいは身体健康上の条件、治安・安全上の条件等々あろうかと思います。こうしたものをしっかりと確立していくことが地方行政に課せられた任だというふうに思っております。そうした中で考えるならば、本町の美咲町、これは御多分に漏れず高齢化が進み、したがって少子化が進むということは過疎が進むということです。長寿社会になって、人間永久に生き続けれるものではございません。いつかは終わりを迎えるわけですから、そうだとするならば後生まれてくる子供が少なければ、去るものが多ければ過疎が進むのは必然的に予測できるわけです。ですから、今やらなければならないことは急激な人口減を避ける対策をいかにするか、それが私がこの4年間掲げてきた少子化対策だというふうに思っております。 今、世界的な大不況に陥っています。原因はたくさんあろうかと思います。その中でも日本の経済不況は今までが、私は常に申し上げておるわけですが、日本という国は瑞穂の国であり、農業と林業を中心として生活を営んできた国が、いつしか工業国として変わっていき、そしてその工業製品を輸出することによって外貨を得、それをもとにインフラ整備をやった。いわゆる公共事業によって支えられてきた国が日本の国だというふうに思っております。いつまでも安定できる、いつまでもそうしたインフラ整備ができるもんではないし、そして今回も特に日本の産業を近年支えてきた自動車産業、これが大きく冷え込んだことがこうした不況を巻き起こしとる原因でもあるというふうにも思っております。そうしたことで、我々にできる我々の身近な町のスタイルは何かと言われれば、やはり原点に返って基幹産業である農業と林業、こうしたもので生計が営めれるそうした国づくりをしていただくと同時に、地方をそうして元気にしていただくような国策を講じていただかにゃならんのじゃないかというふうに思っております。 だとするならば、そうしたものをいかに我が町に取り戻していくかということが、今後の美咲町のスタンスの中に入れられるものじゃなかろうかと思います。あわせて、何といいましても人口減を防ぐ若者をふやしていくとすれば、少子化対策を打たざるを得ないだろうというふうに思います。そして、少子化対策の中でも、安心して産めて安心して育てられる経済環境、これまた整えないと、ただ産んでも育てられない、そうした社会環境、経済環境の中では安心して産むこともできないだろうと思います。いずれにいたしましても、今の日本という国、医療制度は崩壊し、経済環境はこのように不況に追いやられ、そして先ほどもご質問いただいたように高齢者の対策にしても後追い後追いになっておるこの現状を見るときに、そうしたものの渦に巻き込まれないような地方のよさ、我が町の魅力、そうしたものをしっかりつかみながら、大きな遠い夢を追うんでなくて、本当に可能性のある夢を描きながら、プランを立てながら、それに一歩一歩近づける政策を打ち出していくことが大切だろうというふうに思っております。 私、いつも申し上げるんですが、夢は大きく希望は高くというふうに言っておりますが、屋根の上に上がってほうきを持って星をとろうとしても、これはしょせん不可能だろうと思います。本当に可能な、本当に手の届くそうした目標と希望を持ちながら、そうした政策を打ち立てていくこと、そうしたものを組み立てていくこと、それを住民の皆さん方に十分インフォメーションしながら、告知しながら、理解を求めながら、一丸となっていくまちづくりが今一番大切な時期じゃなかろうかというふうに思っております。 まだまだ思いはたくさんございますが、限られた時間でございますので一応のご質問にご答弁とかえさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(定本一友君) 池上議員。 ◆4番(池上弘道君) なかなか町長が言われますことは本当に現実味があり、そのことに我々が注文をつけるということにはなりません。町長の思いであるというふうに私も考えておりますので、ただその中でこれから力を入れてほしいということのお願いをしたいと思います。それには、町長いつも健康ということを言われております。健康が第一ということを言われております。その健康第一にするには、やはり農業、農村をきちっと担保していくことから始めないと、幾ら近道をして進もうとしても時間がかかるばかりで、遠回りの時間のほうが早くなるかもしれんという気がいたしております。 ぜひ、町長のビジョンの中に今言われた基幹産業の充実ということを言われましたが、これをとりあえず前に出していただいて、行政の指針をとっていただきたいと思っております。そのことによって農村が経済からも担保され、町がやはり発展し活気づくものではないかと思っております。なかなかいろいろ述べましても、将来のことでなかなか難しいものがありますので、もしそこら辺についてこういうことを考えているということがありますれば、お答えをお願いいたします。 ○議長(定本一友君) 答弁者、町長。 ◎町長(奥村忠夫君) 池上議員の再質問にお答えさせていただきたいと思いますが、健康づくり、これは心身ともにということでございます。肉体的な健康、そして心の健康、両方あろうかと思います。心の健康というものは、先ほど池上議員がおっしゃったように安心、いわゆる悩みがない、そうしたことも大きな原因になろうかと思います。そのためには自分の生活経済の安定、こうしたものも非常に大切なものになってくると思います。その家計のもとをどこに求めていくか、やはり先ほども申し上げましたように、我々の町にある資源といえば農業と林業、これが一番身近にある産業だと思います。こうしたものを、いかに有効にかつ育成をしていくか。昨日も松島議員のご質問の中にもございました、工業誘致はどうかというふうなこともございましたが、限りなく挑戦はしていかねばならないけれども、今一番身近にある、我が町にある資源といえば、やはり農業、林業であろうというふうに思います。こうしたものをいかに生かすかということでございますが、こうした事態はもうこれから先、みんなお手々つないで行こうという時代じゃないと思います。農業もベンチャーだと思います。いかにすき間をねらって経営を、そして所得を得るかだと思います。 これはちょっと余談になりますが、せんだっても東京へ行きまして表参道を歩いておりましたら、表参道には今ブランド商品を売る店がたくさん出ております。その1本裏っ側に新潟のサロンとしてアンテナショップが、新潟のが出ておりました。新潟県のあらゆるものが展示されておりましたが、その中に魚沼産のコシヒカリが売られておりました。5キロが4,950円、約5,000円です。5キロが5,000円ということは10キロ1万円です。1俵6万円です。私は見間違ったんかなと思ってもう一度見て店員の人に尋ねたら、そうですよと軽く言われました。売れますかと言うたら、結構どんどん売れますよという答えでした。ですから、そうしたものが我々農家で米をつくる間近におるものから見たら、何で5キロが5,000円もする米を食べられるんだろうかと思いますけども、消費者はそんなものを今、ちゃんと食べられる、食べたい気持ちを持っておられます。年間60キロしか平均食べないわけですから、6万円あれば1年生活できる。食料費が1カ月5,000円ですから1日が170円です。1食が五十何円です。今、我々の米が1万6,000円としても、仮に365日、1日100円でも3万6,500円です。その半値ですから50円なんです。1食16円か17円です。缶ジュース1本120円になります。そのあたりから比較して、米がもっともっと高くなけにゃいかんと思いますから、そうした売り方を探していく、そうしたアイデアを生かしていくことによって、それは農業で生活できる場もあると思います。 けさほども、町民の人からお電話いただいた中で、町長、卵かけ御飯がはやってますなと。何であんなもんが売れるんだろうか、不思議でかなわんなというふうにおっしゃっておりました。町長、予想したかな、あれをと言われました。予想したからやったんだとは言いましたものの本当には予想外だったわけですから、そんなものでやはり今ベンチャーの時代だと思います。どこにすき間があるか、何を探していくか、アイデアの勝負だと思います。それと、何といっても人間やる気、勇気、根気、この3つが私はずっと必要だということを言ってきました。何かをやるとしたら、勇気を持って始めよう。やった以上は成功するまで根気強くやっていこう。いずれにせよ、やる気を持ってやらにゃできないんで、成功するまでやっていけば失敗はないわけですから、そうしたものをしっかり持って、とにかく皆さん方それぞれがアイデアを出して、生活の逃げ場を探すんでなくてみずからのある資源をいかに生かして生活できる場所をつくるか、生活空間をつくっていくか、そしてそこで所得を得るようにやっていくか。山の材木もそうだと思います。今木を切って出せば、出しただけ赤字だというふうなことになっておりますが、それはもっと売り方を考えるべきだろうし、真庭が中国への輸出をここで始めておられます。そうしたものも模索しながら、しっかりと住民の皆さん方が対話をしながら、昨日も出ておりますが行政主導型でなくって、行政がアイデアを出す、提供もする、情報も出すが、住民の皆さん方が主導で引っ張っていっていただく、それをサポートしていくのが我々行政、そうした体質、そうした考え方、そこに持っていった地域が私は勝ち残る勝者になるんじゃなかろうかというふうに思っておりますので、そうした方向でお互いに頑張るように、また知恵を出すようにしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(定本一友君) 池上議員。 ◆4番(池上弘道君) 以前にも、いわゆる農業について質問を何回かさせていただきましたが、そのときにも旧中央時代に島根の奥出雲の仁多町というところを見に行ったことも触れて質問をさせていただいたことがありますが、行政主導というのは非常に今の時代に合わんかもしれんのはよくわかりますが、しかし農家そのものが非常に弱体化していって、今本当に奮起してやろうという方々は少なくなっております。やはり幾らかでも行政が主導したり、農産物の担保をしたり、そういう力添えがぜひ要るんじゃないかという気がいたしております。言われることは本当によくわかります。行政はサポートでなきゃいかんというのも、それも正しいことではないんかと私は思いますが、しかしそれ以上に農家は弱体し疲弊しているということもご認識の上、今後の行政に反映していただきたいと思います。やはり、町長がいろいろ執行されていく中で、二分した評価の渦中でいろんな行政の判断がされていくという現状にも、そこらにも触れたくはないんですけども、今までの経過を見ると進めようとすれば反対がある。でも、そこでいろいろ行政としてコンセンサスをとりながら今までは進めてこられた現状も我々はよくわかっております。そうした中で非常にご苦労はあろうと思いますが、美咲町の将来の一端をぜひ担っていただきたいと思う気持ちで私の質問を終わります。 ○議長(定本一友君) 答弁よろしいですか。            (4番池上弘道君「お願いします」と呼ぶ) 答弁者、町長。 ◎町長(奥村忠夫君) 農業が衰退しておるということでございます。なぜ衰退するかということですが、やはり経済行為ですから、所得が安定しないと衰退すると思います。離れていくと思います。ですから、所得安定をいかにさせていくかということだろうと思います。そのためには、今まで農家は、いろいろな意味で私は農家と行政との信頼関係が崩れとるんじゃなかろうかと思います。つくっても販売に責任を持てない、ですから農家の皆さんを裏切ってきた。林業もそうだと思います。植林をやらせ、植林をせえと言ってヒノキの植林をした、杉をした、そんなものは一日二日で売れるもんじゃありません。20年、30年手を加えてきて、いざ製品化して販売しようとしたときには大変な価格崩壊がされておる。どうにもなるかと、こんなものは扱いよったんじゃどうにもならん。結局はサラリーマンのように日銭が手に入る、早く対価を得られる、そこへ人間として行かざるを得なくなると、そうした現状があるんだと思います。そのためにはやはり農家所得をいかに安定させていくか、農家がそれで専業として生計が立つ姿をいかにしてつくっていくかということが一番だと思っております。 そうした中で、とにかく行政主導型でなくちゃだめだと言われますが、まず信頼関係を構築しないことには、進めておる方は公務員でサラリーマンです。失敗しても、被害は非常に少のうございます。しかし、それを本当に営んでした方には何の対価も得ないというふうなことが繰り返されるならば、農家の皆さんもついていこうという行政に対する信頼がなくなると思います。ですから、やはりいかに農家所得を安定させるかという方向にしっかりとスタンスを向けて物を考え、組み立て、提供し、提案し、それを実行していただくという方向の基礎を築くことが大事だというふうに思っております。いずれにしても、なかなか難しい問題だろうと思います。経済行為でございますので大変難しいことだというふうに思いますが、あきらめることなくやるのが行政だというふうに思っておりますし、またそうしたことで一生懸命汗もかいてまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 以上です。            (4番池上弘道君「それでは、これで終わります」と呼ぶ) ○議長(定本一友君) これをもちまして池上議員の一般質問を終わりといたします。 ここで休憩といたします。 再開時刻を1時半からといたします。(午前11時53分) ○議長(定本一友君) それでは、休憩前に引き続きましてこれより会議を再開いたします。(午後1時30分) 一般質問を続行いたします。 続きまして、12番岡田議員の一般質問に移ります。 岡田議員。 ◆12番(岡田壽君) 失礼いたします。それでは私の一般質問をさせていただきます。 今回は、緑花公園内の分譲地のこととイノシシ、そして今はやりの定額給付金、どうなるかわかりませんが、それについて伺いたいと思います。 昼からの会議ということで非常に眠たくなるとは思いますが、普通の一般の講師でしたらどうぞお好きにお眠りくださいとこういうふうに言うんですが、できるだけ目をあけて聞いていただければありがたいかなというふうに思っております。 まず最初に、緑花公園の分譲地のことでございますが、分譲地も40区画ということででき上がってまいりました。また一方では、町有住宅、町営住宅の募集も今回も引き続きこの広報のほうにも載っております。なかなか入られる人が少ないんかなというふうな気もせんことはないんですが、一方ではまた町営の分譲地、王子、大戸、小原につきましてもまだまだ残っているふうな状態ということでございます。新しい、非常にすばらしいとこに分譲地ができたわけなんで、完売するのはわけはないかなというふうには思うとりますが、早期完売を目指すということになりますと、早期募集あるいは販売に取りかかる必要があるんではないだろうかと。でき上がる前からでも募集をしてもおかしいことはないんではないかというふうに思うところでございます。特に若者定住が、今回の分譲地の場合、主目的であろうというふうに思いますが、分譲地の販売、募集について価格あるいは募集要項というふうなものが必要と思いますが、できておられるのでしょうかということと、募集はそれではいつごろから始めるんですかというふうなことについてお伺いしたいと思います。お願いします。 ○議長(定本一友君) 答弁者、山本企画財政課長 ◎企画財政課長(山本登志夫君) 失礼いたします。12番岡田議員さんからのご質問であります。 緑花公園の分譲地の募集につきましてということで3項目ありましたが、その一つが早期完売するのには早期募集をすべきではないかということと、それから2つ目が若者定住のための募集基準ということにつきまして、その2点につきましてまずご答弁をさせていただきたいなというふうに思っております。 まず、分譲団地の整備工事の進捗状況について申し上げますけれども、この事業はご承知のとおり19年度から2カ年事業で実施しております事業であります。計画時におきまして、古墳とか用地買収の件で多少紆余曲折いたしましたけれども、本年3月に着工いたしまして現在に至っているような状況でございます。先ほど岡田議員さんのほうから工事は順調という話もありましたけれども、実際のところは多少おくれておるというのが現状でございます。 まず、お尋ねの、早期完売のために早期募集をしたらどうかというご質問でありますけれども、町としてはそのとおりだというふうに考えております。今まで、中央町時代におきましても、ある程度工事が完成して区画が見えてきた段階で募集をした経過もあります。しかしながら、先ほど申し上げましたように、今回のこの分譲につきましては工事が少しおくれておりますので、最後となる道路の舗装工事と並行して少しでも早くということで確定測量を行いまして、価格決定も行いまして、その後できるだけ早目にということを考えております。今のところでは、春ぐらいになるんではないかなというような予想もしております。 次に、若者定住のための募集の基準についてでありますけれども、美咲町では昨年度、少子化ストップの町を宣言いたしまして、若者を呼び込み、人口をふやし、活気のあるまちづくりを進めようと子育て支援などの各制度を実施しておりますが、実際町外からの転入者は町内のアパートへの入居者が多く、定住に結びつくかどうかは不明であります、不安であります。若者定住の基準を考える前に、先ほど岡田議員さんもお話をされましたけれども、町内、町外問わず募集は必要であり、早期完売を考えなければなりません。このため、現在入居しておりますアパートの入居者にも、また町外の居住されておりますU、I、J、そういったJターンの人々にも県下トップクラスの子育て支援プランを伝えまして、一人でも多くの若者を呼び込みたいというふうに考えております。 ちなみに、隣接した今分譲地を造成をしておりますけれども、その付近の分譲地の販売状況について申し上げますと、夫婦の平均年齢と町外からの転入者の割合を申し上げます。16年から販売いたしまして、現在は完売しております打穴西団地につきましては、当時の平均で31歳の方が入られておりまして、町外からの転入者は36%ぐらいと把握しております。また、平成11年から販売した打穴中団地につきましても、これも今完売をしておりますけれども、当時の平均で39歳、ここは町外からの転入者は53%となっております。また、特に町外からの定住を求めるということが人口の増加にもつながり、また活性化にもつながるということから、柵原地域の王子、月の輪、大戸下団地につきましては美作市、赤磐市が生活エリアになるということも考えられますので、本年8月のお盆の時期に帰省客をターゲットにいたしまして、美作市、赤磐市内の新聞店に折り込みを入れ、そういったことをやった経過もあります。このように他町への募集も十分これからもやっていきたいというふうに思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 以上です。            (「坪単価は聞かれたの」と呼ぶ者あり) ◆12番(岡田壽君) 募集する単価もできることなら想定ができるんであれば、お願いしたいです。宣伝は早い方がいいですから。 ◎企画財政課長(山本登志夫君) 失礼いたしました。坪単価につきましては、先ほど言いました打穴中団地、それから打穴西団地、そういったことも考えなければいけないと思いますので、大体それに似通った単価になるかな。例えば、1坪当たりが大体4万から5万くらいかなというふうには思っております。 ○議長(定本一友君) 岡田議員。 ◆12番(岡田壽君) 今坪単価までお知らせいただいたわけなんですが、坪単価について単価が妥当かどうかという文面につきましては、まだその全部詳細に経費面等と云々とまだ私自身全体を把握しておりませんので、それについては差し控えさせていただきますが、せんだって川根振興協議会、ここの財政企画課主催の区長連絡協議会で研修に参らせていただきました。たしか広島県の安芸高田市川根地域でしたか、そこで辻駒さんという会長さんが非常に熱心に話をしていただきまして、あそこにも分譲地というか建て売りのような住宅があるわけですけども、そこの中で地域の活性化のために地域の中の長男は入れないんだと。次男あるいは三男、あれは長女は言われませんでしたけども、とにかく町外から入れると。そうやって若返りを図っていくんだというふうなことをおっしゃっておられました。なるほど、そうかなと。地域から若い者が家から出るというのは非常に家にとっても寂しいことですし、地域の活性の助けには一つもならないというふうなことでございました。恐らく山本企画財政課長、一緒に聞かれておりましたんで、そのことは十分頭の中に覚えておいてくださったのではないかなというふうに私は思っておるわけでございます。今回、それとは別に、ちょうどここに「広報みさき」が出ておりまして、4面に集落再編モデル事業というふうなことで、倭文西地域の今の事情をるる説明してくださっておるわけなんですけども、これも県の研修がありまして、研修に行かせていただきました。その研修のした先というのが、島根県にありますけども中山間地域研究センター、地域研究グループの先生がお話ししてくださったわけでございますが、倭文西の人口と同態というふうなことでお知らせというか、基礎にして話してくださいました。その中で非常に興味深かったといいますか、自分で興味を持ったというのが、今ほぼ倭文西地域には大体約1,000人ちょっと切るんですけども、約1,000人の方がおられます。今現在高齢化率が38%という試算ですが、この広報には39.5%と出ておりますが、2030年には高齢化率が全体で52%、人口は396人、4分の1に減るというふうな、そこの研究センターの方が言われました。これを対策はどうすればええんならというふうなことですけども、その対策のほうも調べてくださっておりまして、一番いい例とは言いませんが、毎年3組の20代前半の若者と30代前半の子連れの夫婦を入れなさい、毎年。そうすると、非常に楽しみな数値になってくるんですが、最終結論を申しますと、30年ということになりますと、高齢化率が25%、人口は814人というふうな試算を出してくださいました。毎年3組で高齢化率はそういうふうになると。現状維持であるならば、1組の若い者を毎年入れなさいというふうに言われております。こういう具体的な数字が出ると、地域の中でいろいろ頑張る力も出てくるし、どうしたらいいんだろうかというふうな話も出てまいります。そのときに、普通でしたらどこの家庭にも子供がおるわけで、町長さんもきのう出さにゃええんじゃと言われましたけども、まさにそうなんです。出さねばええんです。毎年1組の若者を倭文西の1,000人おる中で1組だけ残せば、今の現状が維持できる。3組残せば、また回復するという。入れてくるもとどまるも僕は一緒じゃないかなというふうに感じとんですけども、そこらあたりが研究センターの人との見解が違うかもしれません。そういうふうなことで、非常に希望を持ったわけですけども、今回町営の分譲地というふうな問題が出てまいりました。40区画。恐らく、倭文西地区だけじゃないと思います。恐らく後ろにおられる議員さん、柵原、中央しかりだと思うんですけれども、そういう中でそういう地域の若者が分譲地へ出るということは、非常に地域にとっては活性化の低下になると、高齢化をさらに促進するというふうなことにも考えられるわけです。 だから、募集の要項については非常に十分配慮して募集をしていただきたいと、要項については。外から入れるのは一向に構いません。外区の人をどんどん入れることは一向にやぶさかではございませんが、地域を疲弊させないような募集をやっていただきたい。なおかつ、今モデル地区で非常に限界集落とは最近言わんようになりまして、小規模・高齢者集落というふうな表現をしろというふうなことでございますが、あえて限界集落という表現をさせていただきます。お年寄りの人が生活するというのは、だれかに頼らにゃあいけん。若い人がおるっていうのは、非常に地域の中で安心感を与えます。非常に安心感があるんです。確かに日中は仕事に出て、いないかもしれないけど、夜はいるということになると、非常に安心感を与えます。例えば、地域の中で北地区というのがありますけども、そこには、あえて名前を言わせていただきます、アサヒ防災さんという企業があります。そこに若い人がおられるんです。若い人がおるということは、周りから何かあったときにすぐ相談に行けるということがあるんです。何かの連絡がすぐつきやすい。ただ、そういう核がない地域においては、どこに連絡してええかさっぱりわからないというふうな、日中はですよ、そういう状況になっております。あえてそういう核になる人を今回の分譲地の中で引っ張り出されるというのは、非常にへんぴな集落にとって、僻地にとって非常に苦しい状況になると。 この前にも、地元で生活しておる人に大いに援助をしてくださいと。地元で生活しとる人です、生活しとる人の大いに援助をしてください。町長にもお願いしたんですけども、きのうの質問にも、例えば住宅ローンであるとか固定資産税の免除であるとかというふうな方策が出てきました。だけど、行政で分譲地に金をかける、それ以上に地域に住んどる若者に手を差し伸べるということになれば、より地域が活性化する。一極集中じゃないですからね。一極集中させるというのは、今の東京あるいは岡山の例でよくわかっとるはずです。一極集中をさせないために町長も努力して、私もへんぴな山の中で美咲町の一極集中をできるだけ阻止したいというのが、阻止したいんじゃないですよ、地域をより元気に盛り上げていきたいというのが私の願いなんです。だから、おかげなことに募集要項もまだ決まってないというふうなことなんで、町長の言われます地域の安全・安心も含めて、今回の募集についてよくよくお考えいただきたい。単価等々については、これはまた二の次でございますんで、そのことをご承知おき願いたいなというふうに願っております。本当に山の中、大変なんです。そのことを見守るとかきのうも表現されましたけど、どういうふうな表現でしたかな。目配り、気配り、思いやりですか。そういうふうなことを十分やっていただければありがたい、その心情を酌んでいただければありがたいと、今後の行政に生かしていただければありがたいというふうに思っております。もし何かありましたら。 ○議長(定本一友君) 答弁者、町長。 ◎町長(奥村忠夫君) 大変難しい質問をいただいたわけでございますが、販売について要項を定めて、ある程度販売者を限定したらどうかということだろうと思います。おっしゃる趣旨はよく理解できますんですが、結局バランスだと思うんですが、早く売らにゃあいかんと。完売を早くやれということですので、完売を早くやろうとすればマーケットを広げていくしかないと思うんです。マーケットを絞っていくと完売しにくい。条件が整わなくちゃだめだということでございますので、そのあたり40区画あるものを例えば10区画はそうしたものを中心に売っていくとか、あるいは価格の点で何とかそこに色をつけるとかというふうな方法をとるとかしないと、さっきも言いよりましたように、課長がご答弁させていただいたように、確かに今までの分譲地も町内の人が動くのがあるわけですかね。 それからもう一つは、マンション、アパートたくさん建っていただいておるんですが、民間の活力を利用させていただこうということで、中央地区には町営住宅でなく、町有、町営住宅でなくて民間の建物でいっておるわけですが、やはりそれが町内の人が入ってくるということで、岡田議員のおっしゃる一極集中というんですか、利便性の高いところに集まろうとするものがあります。3地区で売り出しを今やってみても、鉄道が通っとる関係か、この中央地区がどうしても人気がいいというふうな現状があることも事実でございます。 例えば、私ご案内のように大垪和の生まれで大垪和で育っておりますが、一時この中央町地区にそうした分譲地、宅地がなかったときには、一気に飛び越すんです、津山へ向けて流れてしまうんです。ですから、もしうちがそれをしないとしたら、町内の若者たちが町外へ出てしまうおそれもあるんじゃなかろうかということも心配されます。 ですから、いずれにせよとどまってくれるんであれば、どなたであろうともとどまっていただくという方向をもひとつ打ち出していかないと、余りやると飛び越して出ていくという、今現在この中央町でも貝阿彌議員さんの地元なんかもすぐ津山市が近いということで、地元にマンション、アパートがないと、やはり津山、院庄あたりあっちへ出る可能性が非常に高い、これ地元からも出とんです。町長、こっちへ戻れるような施設をしてくれんかというふうなことも言われておるんで、今、核家族化されておりますが、結婚したらとりあえず10年ぐらい外で暮らそうとか、五、六年は出たいということになりますと、向こうでアパート借りる、マンション借る、そのうち向こうで家を建てて永住するというふうなことになりやすいんで、一概に町内の人を排除するというとか、それはなかなか難しいところがあろうかなあというふうに思いますが、知恵は出していきたいと思います。 これは別の問題ですが、限界集落が岡山県は今度は小規模・高齢化集落か何かということに呼び名を変えたということでございます。私これは岡田さんと一緒でございまして、この問題が出たとき、限界集落という言葉は私は嫌いだと、使ってくれるなというふうなことを初めから言ってきたものですが、そうしたものは聞き入れていただいたんですが、小規模・高齢化集落というようなことに県庁は呼び名を変えております。せんだってもそういうふうに呼んでくださいというふうに会議のときも出ておりましたが、そうしたことで限界集落というその言葉そのものが高齢化、後期高齢者医療制度と一緒で何となくイメージ的に悪いというふうなものがあるんで、そういうふうに変えられたんですが、いずれにいたしましても現況はなかなか変わりませんので、そうしたものを打破する。 それから、集落の核になる人間を養成していくこと、これは必要に大切なことです。しかし、こういう団地の中に入ってくる方というのは、やはりサラリーマン系が多いんですよね。そのためになかなか中心でお世話してくださるとか面倒見てくださる、たまたまその打穴中団地なんかは地元とうまく溶け合っていただいて、いろんなイベント等にも参加していただいておる現実はございます。ちなみに言いますと、あそこは38区画か9区画かあるんですが、その中に今、ことしの中央小学校の1年生が約半分おるんです、あそこに。13人か14人かおるらしいです。そうしたことで確かにそうした効果が出ておるんですが、なかなかそれじゃあ団地だけでなく、だれかがリーダーになってくれるかというと難しい。やはり一般サラリーマンが多いですから、生活の問題もあるわけですわなあ。ボランティアばかりは余りできない。そしてまた、若いですからなかなか勤めを休んでというふうなことができないというんで、近辺の草刈りですら十分に行き届かないという状態にあるんで、その辺のリーダー養成、大変難しいものがあるなあというふうには感じておりますが、おっしゃることはよくわかりますし、そういうふうにできるものならそういう方向でやっていきたいというふうに思います。 私はずっと言い続けてきたんですが、どこのおうちにも後継者、お子さんがおられるんですから、何とかUターンをして帰ってもらうような方向で努力してほしいなあて。そして、Uターンして帰られて3世代同居されるならば、おうちを建てようとか、あるいは家を建てかえようとかということになれば、それを行政として少しでもサポートさせていただこう。団地にだけ投資するんではなくて、そうしたところへ帰ってきた人にも恩典をやろうということで、今回も5年間は固定資産税の補助をしようというふうなものを打ち出しております。ですから、出しただけじゃいかんので、これは大いにPRして、皆さんに知っていただきながら活用していただくようにせにゃいかんと思います。 3世代おっていただいたり、今とりあえず家族制度が非常に崩れておりますので家族制度を取り戻していただく、皆さん方もそうですが、私特にそうなんですが、小さい子供からいろいろ子供がおります。そしたら、学校状態、今の若者たちの求めとるもの、いろんなものが本当に書物で読むんでなくて体験したらわかってくる。さっきアサヒ防災の会長さんの例を出されておりましたが、本当に幅広く自分が身をもって体験しますから、これを求められとんじゃなあとかということがよくわかります。私もそうしたものをヒントを得ながら行政にも生かしていこうということで、今現在は使わせていただいておるところでございます。 ですから、おっしゃることよくよくわかるんですが、なかなか販売の規制をかけるということは無理かなあという気がしております。やってはみますけれども、何区画かだけでもそういうふうなところへ持っていければ持っていきたいというふうなことで、もう少し勉強させてください、それにつきましては。よろしくお願いします。 ○議長(定本一友君) 岡田議員。 ◆12番(岡田壽君) 町長にしては非常に歯切れの悪い答弁でございましたけども、本当に地元に住んでる人に、若い人に、ここに出てくるより以上に、有利、不利というふうな表現は悪いかもしれんけれども、そこで地元で生活している人が頑張れる、そういう思いやりであるとか、目配り、気配りがあっていただけると非常にありがたいなというふうに思うとります。 倭文西、1,000人で3組の人を入れなさいと、毎年ですよ。そしたら、1万7,000人ですから、掛け算をすると非常に若返るということで、少なくとも現状維持であれば1組を入れれば現状維持ということになると、町内で17組の若者を残せば、よそからも入れるともっと効率がよくなりますけど、残せば今の美咲町の高齢化率35%がそのまま維持できると、もうこれ以上は進まないというふうなことでございます。勉強してきただけじゃだめなんで、何かに生かせと町長常々言われますので、今回勉強させていただきましたんで、山本企画財政課長ともども今後の方針に生かしていただけたらなというふうに思うております。 安全・安心につきましては、本当にある面では非常に心配な面が地域の中で自助、共助、公助というふうなことがございますけども、自助でできない部分は共助で、地域の中でやりましょうと、それができなくなったら公助というふうな表現になるわけですけども、これは公助にするっていうことになると、行政側にとっても非常に負担が重くなるわけでございまして、自助から共助ぐらいまでで地域の中をとめていきたいというふうに、倭文西の地域ではそういうふうなことを今考えとるわけです。そういうことですんで、歯切れよく答弁をできますようによろしくお願いしたいと思います。 ○議長(定本一友君) 町長。 ◎町長(奥村忠夫君) はっきりと歯切れよくということでございますが、販売との両面がありますんで、私は以前からこういう対策については、よくいろんな町で外から入ってこられたら1人1万円出すとか10万円出すとか5万円出すとかという、入ってこられる人を優遇する政策を打ち出しておられました、私はもとからこれは否定しておりました。今、今日までこのふるさとを守っておった者は何ならと、来た者だけでいいのかと、それは違うだろうと。今まで守った人にそれは貢献料を出すことのほうが正しいんじゃないかということですから、広くみんなにおかげのある、例えば水道料金を10トンまで無料化にしようとか言うとるのは、そうした発想からやったもんです。ですから、そうしたことでとにかく今ここに住まいをしておる人、この人たちを出てもらわない。また、後継者の人は帰っていただく。こうした方策をしっかり出していきたいと思います。 昨日も松島議員の質問にもございましたように、そうすれば働きの場所が要るじゃないかというふうなことになりますと、また今大変不況になりましてリストラの風が吹き荒らしております。リストラをして首を切って人件費を守るのがいいのか、それとも給料を下げても大勢の者が働けるほうがいいのかという、この発想の転換をする時期だろうと思います。せっかく人がおりながら、遊んでおって明日の生活が困る人がおりながら、ここにちゃんと職について生活ができる者がおるというふうな、これは非常にお互いの人権とかそうしたバランスが崩れとると思います。ですから、そうしたものは給料を下げてもみんなが働けるような、そうした参加できるような社会にしていかないとだめだろうというふうに思っておりますので、全般的にそうしたものを踏まえてしっかりと考えていきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(定本一友君) それでは、岡田議員、次の質問に入っちゃってください。 ◆12番(岡田壽君) それでは、イノシシということで話を進めさせていただきたいと思います。 けさから池上議員の話でも基幹産業である農業という話が出ておりまして、ああ心強い支援だなあというふうに、イノシシの話をする前に出たということ、非常にありがたいなあというふうに感謝を申し上げてるところでございます。 本当に農業者にとって被害を受けるというのは非常に大変なことでございます。特に、イノシシなんですけども、このイノシシ対策は農業者にとって本当に最重要課題かなというふうに思います。特に、山間地等におきますと、収穫間際にして一夜にしてやられてしまうと、これが2年、3年続くともうやる気がなくなるんです。本当になくなるんです。今、町長が健康づくり、野菜つくって給食へ出してくれと言われますけど、やる気のない者がつくれんのですから、そういうふうな状況が今の山間地の現状でございます。 あと、もう時間もだんだんなくなってきましたんで、そのイノシシ対策についてで産業課長にまず現実をお伺いしたいんですが、さきの9月の定例会のときに寒竹議員が質問の中に、稲作農家にどのくらい支援があるんというて言われたら、単町ではイノシシ対策の127万円だけだというふうな表現をされましたんですけれども、もちろん県補助の部分もあると思います。そういうふうなもので、今現在、県補助あるいは単町独自の補助、合わせてどんなかなということと、もう一点は、非常に山間地では1戸で囲わざるを得ない、家庭菜園にしろ、すそ野耕地にしろあるわけです。それを県の補助では3戸以上というふうな枠をはめられとります。3戸以上の団地があって、そこで1戸だけ囲うのは確かに不合理だから、それは例えば助成金が安いっていう、それはわかるんですけれども、全体的に1戸しかないところを囲うんであれば、それなりに経費もよけえかかります、1戸だけですから。ただし、だけど囲わんとできんのですから。3戸以上、3戸以上って言うんなら、僕は旭町時代からずっと言よんですけども、そう行政がそう言って言うんなら、旭町全部囲うてしまえと。そうすりゃあ3戸以上もへったくそもないじゃないか。むちゃを言ようるような感じかもしれませんけれども、1戸と3戸とどねえ違うん、全体とどねえ違うんという発想を変えたら同じやないかなというふうな感じが僕もするわけです。本当に山の中で生活して、健康づくりのためには働くんが恐らく、そらゲートボールしなさいとかグラウンドゴルフしなさいって、そこまで行く距離がないしグラウンドもないっていうことになると、働くのが一番健康づくりのもとだと思うんです。だれかが喜んでくれる。野菜余ったらよそに人にあげたら、よその人がありがとうと言うて、ありがとうの言葉を聞けば元気が出るんです。だけど、それができなくなったのが今のこれ、イノシシなんです。だから、このイノシシをどうにかやって、みんなが安心してつくれるような環境づくりをしてほしいなと。それには、助成ばっかりじゃかないませんけども、例えばイノシシの猟をする人もふえても結構ですし、いろんな方策があるんじゃないかなというふうに思うとるわけです。とりあえず、その現状だけを産業課長にお伺いしたいなと思いますが、何かええ案がありましたらよろしくお願いします。 ○議長(定本一友君) 答弁者、山下産業観光課長産業観光課長(山下善教君) 失礼いたします。12番議員さんの岡田議員さんのイノシシ対策の助成についてということでご返答させていただきます。 この事業につきましては、美咲町農作物鳥獣害防止対策事業補助金交付要領により単県事業と単町事業があります。お尋ねのように、単町事業と単県事業では補助の基本単価が違いまして、先ほど言われましたように3戸以上1戸というような形で事業2種類に分かれております。これにつきまして、本年度3戸以上で単県事業につきましては29件、単県でやっております。それから、単町費で2戸以下、1戸、2戸につきましては43件やっております。これにつきまして、単県事業のほうで3戸以上につきまして29分の22が補助単価2分の1に該当しております。それから、1戸、2戸の分で43分の15が2分の1の補助金の単価で事業ができております。この中では3戸と、単県と単町では単県事業のさくの単価の約70%の単価を単県以外ではかけさせていただいております。 それでイノシシの駆除頭数ですが、去年は380頭というような形で報告させていただいとんですが、本年度はかなりの頭数増になって、駆除班によります駆除のほうも2割から3割頭数が伸びております。まだあと2月15日以降の猟期が残っておりますのでまだ頭数が伸びると思いますけれども、イノシシの駆除は確かにふえておりまして、猟友会のほうで駆除の頭数もふえているのが確かでございます。 それで近隣の市町村尋ねましても、単町費をやっておるところは少ないようですので、来年からも今までどおり単県事業、単町事業については実施ができるものじゃないかと思っておりますが、厳しい財政の中で来年度の予算要求をしていくつもりでおりますので、よろしくお願いしたいと思います。            (12番岡田 壽君「大いに頑張ってください」と呼ぶ) これぐらいでよろしいでしょうか。            (12番岡田 壽君「はい」と呼ぶ) ○議長(定本一友君) 岡田議員。 ◆12番(岡田壽君) 今、現状のとおりで3戸以上2戸以下というふうなことで、県の助成単価と町の助成単価が幾らか違いましたね。少なくともそういうふうなものを、県補助と町補助を受ける側にすれば全然差はないわけなんです。色がついてないわけですから、交付税と一緒ですわ、色がついてないんです。これ県補助の分ですよというて赤色か、町補助ですよというて白色かて、それはついてないわけですから。ただその補助の単価が違うっていうことは、1戸、2戸の人が、どうしてもそれしかできんわけですから。1戸、2戸の人が、3戸すりゃあええのに1戸、2戸すりゃあ、それは単価が下がってもいいけど、1戸、2戸しかないところの人が何でそないなことになるんて言うて、田舎者をいじめるのもええかげんにせえやというふうな声も中には上がってくるわけです。公平、公正な面からいえば、県補助であろうが町補助であろうが現地に行ってみて、ここは1戸しかできんなと言えば、それはそれなりに理解してあげるっていう、そういう思いやりもあってもいいんではなかろうかなというふうに思うわけです。 それから、ある一方、猟友会の方でございますけれども、最近非常に高齢化してまいりました。猟師の人に若い人に銃を持てというのも仕事の関係でなかなか難しいと。これについても幾らかの、何らかの分、今出とるわけですけども、現実を言いますと、わなをする人で年に2万8,000円ぐらいですか、登録税とか云々というのがかかるのが。それから、銃の方は銃とわなということになると恐らく5万円以上かかるんではないかと、年間の登録税か何かわかりませんが、そういうものがかかるんではないかなというふうに思うとります。銃でやるっていうことになると猟犬が要ります。これ猟犬のまたこれ確保が非常に難しいと。囲うただけじゃったら減らんわけなんで、とってもらわにゃあいけん。もしその猟友会の人にはもっと頑張ってくれというふうな何らかの措置、昔は1頭につき2万円の助成が出たとか云々とか言ってるけど、よしやったろうというふうな、ある意味とらんと減らんわけですから。そういう面もまた考えていただけたらというふうに思うております。 とりあえず、田舎っていうか、耕地のある人が、農業者も含めて年寄りが、教育長、給食のジャガイモをつくってくれえ言うたら、よしつくっちゃるでというて安心してつくれるような状況をつくっていただければ、本当教育長も助かるでしょうし、本当にええことかなあと。健康づくりもできるしというふうなことで、美咲町あるいはこの山間地のネックはまずイノシシかなあというふうに思います。よろしく対応のほどをお願いしたいと思います。よろしいです。 ○議長(定本一友君) それでは、次の質問に移ってください。 ◆12番(岡田壽君) 最後に、これは質問を余りどういうことないんですけども、定額給付金なんで、町長がまたいろんな発想されるんで、ちょっと変わった発想があるんかなあというふうなことでお伺いしたいんですけども。定額給付金が第2次補正予算で決まるらしいというふうな表現しかできんのですけれども、1万2,000円、子供と高齢者にはプラス8,000円の2万円配るというふうなことが出ております。世間的に言われとるのは、非常に不評であるし、余り好ましいものではないというふうには言われとります。それが町のほうへそのまま配付の負担がおりてくると。窓口はどこになるかわかりませんけども、そういう手間と金がかかるものがおりてくると。この前テレビで見たんですけれども、1戸当たり1,400円程度の経費がかかるんではないかというのが3万戸ぐらいの世帯の市でしたかね。だから、それは回りからいやあ美咲町の場合もっと高率になるんかなと。この前は総務課長が12月2日に岡山に行ってその話を聞いてこられるというふうなことを伺いましたんで、そこらあたりも含めて定額給付金について、町民の人もそういう振り込め詐欺にかかってもいけませんので、あえてお願いしたいと思いますが。 ○議長(定本一友君) それでは、答弁者。            (12番岡田 壽君「定額給付金です。いやいやどねえ思われますっていう」と呼ぶ)            (「じゃあ、総務課長じゃ」と呼ぶ者あり)            (12番岡田 壽君「いや、総務課長は経費的なことで、そういうものが出てなかったら出てなかったでよろしいんですけど」と呼ぶ) 答弁者、町長。 ◎町長(奥村忠夫君) 岡田議員がおっしゃいますように、これにつきましては11月28日に総務省が都道府県に説明会をやっております。それを受けて12月2日岡山県でも市町村の説明会をするということで、総務課長が行っておりますが、先ほどおっしゃったように全くいつ出るのか、どういう方向で出るのかわからないままの説明でございますので、内容的には今はっきりしたものを答える材料がないような状態でございます。予算もついてないような状態ですので、テレビで報道されているとおりでございます。金額も1万2,000円に8,000円プラスアルファだろうかというぐらいなもんで、この交付するだけでも概算800億円の費用がかかるというふうなことは算定されておるわけでございまして、それ以上のものは我々のところも今わかっておりませんし、言われております高額所得者の枠ですか、枠はどうするんならということで、これはもう私は外すしかないと思います。そんなに高額所得でひっかかるような人はごく限られた方でございますので、それを一々拾い出すというよりも、もう全員支給ということしかないんじゃないかなというふうに思っております。 お前の感想を言えということですが、感想を言えということになりましたら、これはちょっとどうかなあというのが、知事会も市町村会もすべてがそういう答えを出しております。ですから、一たん税としてお金をかけて費用をかけて手間をかけて集めたものを、また配るのにお金をかけて配らなくっても、もとからもらうのをこらえりゃいいんじゃないんかと。例えば、今回の2兆円ですが、今の例の問題になりました油の暫定税率、特定財源にしてあるあの一般財源化しようかという、これでも年間3兆円ぐらいですか、言いよるんですから、1年なら1年、油の税金をとめる、こんだけ不景気なときだから、それをしてもらうだけの30円とめていただいたほうが、恐らく我々の町にはおかげは濃いと思います。もう年間1万2,000円や1万8,000円じゃなく、一人一人が油も使ってます。私ずっと言っとるんですが、草刈り機にまで税金のかかった油使いよるわけですから、そうしたものが特に我々の町のような急傾斜地の山間地域ですから、草刈りなんかもうずっとやりょうらにゃ道路の草刈りさえできない状態にあるようなところですから、そんなものは油代でも少しでも安くしていただくほうがありがたいなあと。そのほうがうんと効果があるんじゃないかなあと。そして、すぐもらわないほうが費用がかからんわけですから、そうすれば個人消費にも早く回るだろう、それはその目的が生かされる速度と効果が高いというふうに私は思っております。 以上です。 ○議長(定本一友君) 松本総務課長 ◎総務課長(松本行正君) 岡田議員さんの、国の定額給付金についてということでありますけども、その質問の中で先日12月2日に岡山県のほうが県内の市町村を対象にということで説明会が開催をされました。説明会の内容ということでありますけども、町長のほうが言われましたように、こういうことですという説明ができる内容の説明ではありません。一つは、これを実施した場合にどういった問題点がそれぞれ市町村で予測されるだろうかというようなことで、それらを取りまとめてそれの対策をしながら進めていくというようなことが大きな内容のようです。 それで、費用の面でありますけども、それぞれ支給をする費用については国が負担をするということでされておりますけども、それで対象になる費用ということでそれらを示されておるようですけども、それに係る職員の例えば人件費であったり、そういったものは当然市町村の負担ということになりますから、かなりそういった部分まで費用の精算をしますと、市町村の負担がかなり出てくるだろうなというように感じております。まだそういった準備段階のような説明会でもありますので、具体的には進んでおりません。美咲町としましては、これからのことが恐らく時期のほうが決まりますと早速ということになろうかと思いますので、恐らく今現在美咲町で持っておりますデータを利用してということで、例えば納税であったりするそれぞれの世帯の世帯主の方の口座を利用して給付をするとか、それからそれぞれ区長会なり区長会長さん、それぞれの方の力もおかりせにゃあいけんじゃろうというようなことも予測されますので、そういった関係をする部署の内部での会議をしながら、準備のほうを進めていくということで、これはあくまで内部的なことでありますけども、そういった準備を進めていく必要があろうかなというふうに今のところでは考えておるところでございます。その程度でございます。            (12番岡田 壽君「それじゃあ終わります」と呼ぶ) ○議長(定本一友君) 以上をもちまして岡田議員の一般質問を終わりといたします。 続きまして、6番貝阿彌議員の一般質問に移らせていただきます。 貝阿彌議員。 ◆6番(貝阿彌幸善君) 6番貝阿彌でございます。今定例会に通告をさせていただいております一般質問につきましては、2項目させていただいております。 まず、下水道工事についてということで質問をさせていただいております。これはどういうことかと言いますと、実は町外からある家を購入をして来たいといったようなことでありました。そうしたときに、家が下水の公共ますが設置されてないといったようなことでどうなるのかといったようなことで役場のほうへ問い合わせをしましたところ、ことしの4月から本管から公共ますについての工事費にも個人の負担金が要るような状況になっておるんだといったような説明を受けたということで、どういうことかなということで来まして、上下水道のほうでお聞きしたんですが、課長が不在だったもんですから担当職員のほうへ聞きましたところ、4月からいわゆる他の地域との整合性を図るために、そうしたことで本管から公共ますへの引き込みの工事についても負担金をいただくようにというのは、何か聞きますと上限が40万円だったんですか、を町のほうが負担をして、それ以上かかると要るんだといったようなことだったかと思うんですが、我々が当初公共工事、下水の工事の説明を受けたときに、各家の敷地内まで引き込んでくる公共ますについては、国のほう、いわゆる補助金、町のほうがやってきます。その公共ますにつなぎ込むことは各家庭、個人の負担でやっていただくといったようなことでの工事であったというように思っております。今でもそのように思っており、そのときに国からの補助金、それから起債等々、そして一部が単町の持ち出しというような工事費の配分割合の中で、その工事内の戸数等々で割り込んでみますと、1戸当たり大体というようなことからの下水加入金というような形でしておったんではないかなというようにちょっと理解をしておったんですが、その加入金についても、早期にやられるということであれば、町のほうも幾らかのそうした経費負担を含めて加入金の部分について幾らか補助しましょうということで、当初決められておった部分よりも10万円だったと思うんですが、安く加入金で加入ができたと。それで、その期限を過ぎてからの加入になれば、これはもとどおり今現在33万円ですか、加入金が必要であるといったようなことで聞いておるんですが、そうしたことで供用を開始された部分についてはそういったことが適用をされておるといったような説明を受けたんですが、そのことがまず間違いでないかあるかどうか、町長にお聞きする前に、町長にはそうしたことを政策的に今後どうかという部分でお聞きすればいいかなというように感じておりますので、課長にちょっとその辺のところを4月からそういったことになっておるかどうかというのをちょっと説明をお聞きしたいというように思うんですが。 ○議長(定本一友君) 答弁者、山本上下水道環境課長 ◎上下水道環境課長(山本泰示君) 6番議員さんに、町長の前に答弁のほうをさせていただきます。 先ほどのお尋ねの件でございますけれども、おっしゃいますように、先般お問い合わせがあったときに私不在だったということで担当の職員のほうが一応こういうふうにお答えしましたということも確認しております。それと、それからただいまおっしゃいましたことにつきましては全くそのとおりでございます。本年の4月からこの取り扱いの要項を定めまして、新たに取り扱っておる現在でございます。それで、よろしいでしょう、続けて。            (6番貝阿彌幸善君「今、私が申し上げたことは間違いないということでしょうか」と呼ぶ) はい。要するに供用開始済みの地域で新たに新築工事をされた方が申し込みをされた場合、並びに以前からおうちはあったけれども何らかの事情によって公共ますまでは、例えば納税、いわゆる分担金の徴収猶予等の制度もあるけれども、どうしても下水には加入しませんと言われとったおうちについては公共ますはついてないのが現状でございますし、幾らかあるというふうなことは聞いております。そういった家庭といいますか、そういったおうちを持たれとる方が供用開始済みの今日に至って、例えばそこの居住者が入れかわりがあったりした場合に加入しますと、ですから例えば公共ますまでの接続工事をしたいんだという申請があった場合の取り扱いにつきましては、上限40万円までは町のほうで負担をいたしますけれども、それを超した部分については本人の負担にしていただこうということになったことは変わりございません。 そもそも、こういったことになった原因でございますけれども、それをまず整理をして申し上げてみたいと思います。 これは柵原の農業集落排水、これは以前から飯岡にできておりました。それの取り扱いの規則の中で、供用開始後において、例えばおうちができてそれに接続をしたいという場合が出た場合は、これはその規則の中で全額負担していただきましょうということが柵原ではあったわけでございます。これは当然公共下水の仕事ではございませんけれども、農業集落排水の整備の中での取り組み事項でございますが、そういったことでございました。それから、中央地域においては、特定環境保全公共下水道、いわゆる公共下水道とはいいますけれども、特定環境保全公共下水道ということでございまして、多少公共下水道事業とは取り扱いが違っております。といいますのが、面積のとらえ方、あるいは整備の仕方の対象の地域、地区、土地、これが特定環境保全というのは一般の公共道路の面積であるとか、あるいは今現在できております宅地の面積、これをトータルして受益面積というものを計画面積をはじき出しております。それから、例えば都市計画区域なんかを定めておる地域につきましては、これは今現在農地であろうとも将来ともここは市街化区域になるんですよといった指定をされた地域については、すべてそういった農地の面積もその受益の中へ含めて取り込んでおるというように確認しております。 そういったことで、ちょっと話がそれましたけれども、農業集落排水の枝管工事、接続工事、取りつけ管工事といいますか、この負担の持ち方と、それから中央で行っておりました特定環境保全の取り扱いの仕方、これが違ってたもんで、その後合併後にいろいろと加入の申し込みがあったときに、住民から、農集であれ公共下水道であれ住民の方が下水道に加入をすることについては変わりがないじゃないかという疑問点が発生しました。これは当然合併の事務事業のすり合わせ等で出ておればよかったんでしょうけれども、なかなかそこまでは至っていなかったというようなことで実例もなかなかなかったということで、そういったすり合わせ事項はできてなかったんだと思いますけれども、そういったことが最近になって発覚いたしまして、それでそのことを町長とも相談いたしまして、これは同じ住民である場合は、農集であれ公共下水道であれ下水に加入することには違いないんだから負担の割合は一緒でないとおかしいだろうということで、そこのところを改正したのがこういったことで、結果的にこういうふうになったというものでございます。 まずは、そういった……            (6番貝阿彌幸善君「法的にもそうしたことはいかがなんでしょうかな」と呼ぶ) 法的に、この分担金を例えば一部分であれ分担金を取るということにつきましては、その点につきましても県のほうとも確認もいたしましたし、特に厳重に、例えば公共下水道であれば、幾ら何年後にそこに加入した方が工事をするときに工事費が幾らかかろうとも、時差がありますから、例えば10年前だったら20万円でできたものが、物価高騰によって10年後には例えばそれは15万円になったということがあろうとも全額事業主が持たねばならないという定義はないというふうに確認しております。            (6番貝阿彌幸善君「定義はないということですな」と呼ぶ) はい。そういう……。            (6番貝阿彌幸善君「だから、法律的には例えば公共ますを設置する……」と呼ぶ) ○議長(定本一友君) 貝阿彌議員、再々質問でございますので大事に質問してください。            (6番貝阿彌幸善君「えらい失礼しました」と呼ぶ) どうぞ、貝阿彌議員。 ◆6番(貝阿彌幸善君) えらい失礼しました。議長の顔が見えなんだものですから、失礼しました。課長の答弁に今もうじっとこう聞きほれておりまして、つい法律上がどういうようになっておるんかなと昨日も言いましたが、町長、インターネットを引いたらよう出とりますがなというようなことで、インターネットで下水工事法というのを見ておりましたら、その公共ます囲、敷地内まで持ってくる、道路上の部分の工事についてはこれは、例えば今言われたのは公共開始をされてからというのは、公共前ですから、それは国の補助金等々があってやっておる、その当時の担当課長からも説明を聞いて、今やっておればそうしたことが一様になるから格安でできますと。格安でできるというのは町の格安できるという部分で、その単町の補う部分が4億円何ぼだったというふうに記憶しとんですけども、それを割り算すれば1戸当たり二十何万円、30万円ぐらいかかるかなといったようなことのもとで、加入金が30何万円というような定められ方をしたんじゃないかなあというように思っておるんですけれども、そうしたようなことからするならば、国のほうのそうした事業性からするならば、例えば公共が開始されようともされまいとも、そうした環境の問題であるんであれば、やはりいつ何どきそうしたことで加入をするやらもわからない部分でいくならば、今度は国からのそうした補助金制度が切れとるということは、町のほうがやっぱりそうした公共性のものというのはやっていかにゃいけんのじゃないかなというような気持ちが私もしとるわけでなんですけれども、そうしたようなことからするならば、そりゃほんなら今まで農業集落排水でこうやってきとったのどうな。やっぱりそれは改めてこういうことがきて、合併ができてしたんであれば、皆さんの言うようにきちっとそれも補助してあげりゃあいいんじゃなかろうかと。例えば、そのいろんな問題でも、町長もいわゆる行政サービスとしていろいろと来やすい方法を考えてあげるということになれば、そうしたことの補助制度というものもやっぱり町独自でやっていってあげるべきではないかなということからするならば、40万円を上限ということではなくて、公共ますはやはり町が引き込みをしてあげるべきではないかなというのが私の今感じておるところなんですけど、その辺は町長、いかがなんでしょうか。 ○議長(定本一友君) 答弁者、町長。 ◎町長(奥村忠夫君) 先ほど担当課長のほうが申しましたように、たまたま事業の名目が違うということでございます。農業集落排水事業とそれからこっちの公共下水事業の事業の違いがあったということで、たまたまそのものが別々の事業で対応したものが一緒になったということで、どうすりゃあと、そこのとらえ方の問題なんですが、中央町は公共下水でやっとったものですから、ただいま議員がおっしゃるように、基本的には下水はこちらが迎えに行くというのが基本だというふうに私も認識しております。そうじゃな。            (「そうです」と呼ぶ者あり) 水道は先方から迎えに来てもらうと、本管まで。これが水道法と下水法の違いだというふうに認識しております。ですから、後から家が建とうと何がしようと、こちらから公共ますまでは持っていって迎えに行くのが下水法の中に定まったものでございます。そうしたことで、中央はそうしたものを取り入れておった。 それからもう一つは、事業の補助がきくときに、とりあえず今は加入しないけれども、家が存在しとるなら判を下さいと、公共ますをそこまで入れさせておいてくださいと、補助事業が使えるときに使わせてくださいということで積極的に入れていったと思います。 さっきおっしゃったように、今おじいちゃん、おばあちゃんしかおらん。いや、おじいちゃんはひとり暮らししよんじゃけど、やがて息子が戻ってくる、若い者が戻ってきたらもう水洗じゃなくっちゃ、くみ取りなんかじゃ生活せんというふうなことができたときに必ず要るし、もしもその家を売却するにしても下水があるほうが有利であろうから公共ますを入れさせてくださいということで判をいただきながら同意していただく、しかし管はつないでもらったら困ると、加入金が入っとらんのだからということで積極的に入れてまいりました、中央のときには。言われたように、お迎えに行くのが建前なんでそうしとったんですが、たまたま合併においてそういうふうな柵原のほうはとにかく40万円を限度としてというふうなもので、あとは受益者負担というふうな定めがあったものですから、これをどっちに合わすかということになりまして、本当は基本から言やあ今議員がおっしゃったように、規則とか条例とかというものは、住民に不利益になるような方向に定めてはならないというふうにうたってあります。そういうふうに教えられております、我々。ですから、本当言えば事業そのものが違うんだから2つばらばらでもよかったんです、それは。柵原さんは40万円以上のものはもう自己負担ですよと、これは事業主体がそういう事業だから仕方がありませんよと、こっちはそうはいきませんよというものにすることもいいんですが、しかし昨日から申し上げておりますように、一体性とか一体感とかサービスの格差をなくするとかという意味で、どっちかに合わせるべきだろうと、これは。ということで、それじゃあ柵原の使っとる方向で40万円以上はかぶってもらうという方向に合わせたほうがいいのかなあというふうなことで、ことしの4月からそっちに合わさせていただいとる。 例えば、それを中央の全部こちらが持って公共ますまで迎えに行くことに定めたときには、柵原さんが今まではそういう方向でやってこられとった、それを払っとる者が苦情が出るんじゃないかとか、あるいは今までやってこられとった行政執行者の顔を打つんじゃないんかとか、変えてしもうてしてしまったらと。というふうなものもあるんで、とにかくそっちへここはそろえさせてもらおうということで、合併協議会のときもそういう面で、今まで続けとったものは行政サービスをよくすることについて、非常に今までの町の差が、今まで怠っとったようにとられちゃいかんからというような声も当時聞きましたんで、まずそれじゃここは柵原さんのほうにそろえさせていただく、たまたま柵原が後から今農集が供用開始になっていきょうりますので、そっちにそろえていこうというふうにやってきとるとこでございます。 議員がおっしゃるように、どんどんどんどん入ってくりゃあそれがそのままでもいいんじゃないかということですが、それで中央の場合はそこでどこで差をつけるかということで、後から入ってきた人も一緒だけれども、加入金で差をつけようということをしたと思います。でないと、ほんならいつでも申し込みゃあええんじゃがなというふうなことをおっしゃられて、こっちが町の負担金がたくさん要るのがわかっとりながら加入をほっとかれてそげなことをされちゃいかんので、加入金でないと、早う言えば早く申し込んで早く加入金を払っていただいた、この期間までに払っていただいた人は10万円にしようということで、どんと落とすような方法をとったと思います。 それでやってきとったんですが、これが合併したゆえにこうした問題が出ておりますので、見つかった以上、改めて十分検討する余地があろうかなあと思いますが、どちらに合わすかということですから、それはもう2つの事業主体が、事業名目が違うんだから、それはばらばらでいくより仕方がないじゃないかというふうふうな議員の皆さん方の答えが出るとするならば、その方向で当面はばらばらの2つの適用でいかざるを得んかなあというふうには思って感じておるところでございます。            (「議長」と呼ぶ者あり) おっしゃるとおりです。下水法の中ではお迎えに行くというのが基本になっております。 以上でございます。 ○議長(定本一友君) 続きまして、答弁者、山本上下水道環境課長
    ◎上下水道環境課長(山本泰示君) 失礼します。先ほど町長が説明された前段の中で、柵原ではどちらをとるかという中で、柵原では以前から40万円を上限に、40万円までは町がして、あとは負担金を取っておったというような意味合いで説明されたと思うんですけれども、これは私が冒頭言いましたように、柵原では全額負担ということでありましたと……            (「下水調査ね、40万円というのは」と呼ぶ者あり) そうです。それで、柵原では全額、中央では全額負担です。加入者が全額負担、柵原では。それから、中央では町が全額負担というそこの違いを180度違うところをすり合わせて40万円……            (「40万円というのが出たんですか」と呼ぶ者あり) ということを決めさせていただいたと。 それは何ならということになりましたら、その後において今まで錦織から始まりまして約10年ほど経過いたしております、ご承知のように事業年度が、年数が。その中で供用開始後において加入をされた事業所並びに各おうちです、これがおおむね管路の延長といたしまして20メートル程度の範疇だったというふうに聞いております。その20メートルをざっと工事費に換算いたしまして40万円ぐらいかなあというような中で、その間をとりまして40万円までは柵原においても中央においても一応は本人が払っていただきますけれども、後で町のほうで助成をするということで40万円はバックいたしまして、あと残りがもしある家庭があるとするならば、それはご負担をお願いしたいというふうに、今の経済性とか合理性を考えまして決定をさせていただいたところでございます。 それで、そういった制度、ことしから採用いたしておりますけれども、ほんなら今までにどの程度そういった事例があるんならという、このついでにお話しさせてもらってもよろしいでしょうか。            (「簡単に」と呼ぶ者あり) はい。今現在、柵原と中央とで私の手元でメモをとっておりますのが6件ございます。その中で40万円以上要るであろうという業者からの見積もりが最初提示されたのが2件ございました。それはいずれも柵原の農業集落排水の加入者でございます。 それから、中央の正式に加入の受益申告があった中で、業者からの見積もりあるいはそれを町のほうで算定した範囲では40万円以内ということで、本人の個別負担金をお願いしたいという事例はまだ発生いたしておりません。 以上でございます。 ○議長(定本一友君) よろしいですか。            (町長奥村忠夫君「負担金の違いがありますので」と呼ぶ) もう一つだけ最後の質問で。 ◆6番(貝阿彌幸善君) 経過についてはわかりました。それからあと、町長最後おっしゃっておったこのことについては検討しようと、やっぱり再度そうしたことであれば、不利益になることについてはやっぱり検討をしていくべきであろうというように思います。だから、財政的に許されるんであれば、やはり迎えに行くということが本質であるんならば、そのようにしてあげるというのが受益者に対する親切であろうし、これが当たり前のことであるんならば、やっぱり当たり前のようにしてもらうほうがいいんではなかろうかと思います。検討をするということですので検討をしていただくということで、また結論を出していただくというようにしていただければと思います。 ○議長(定本一友君) 答弁者、町長。 ◎町長(奥村忠夫君) 民間が例えば分譲地を開発したとかというふうになりますとたくさんのものが出てこうかと思いますが、今の段階で、先ほども言いましたように、今現在で6件だと、そのうちで2件しか自己負担がないんだというふうなことでございますので、改めてこれは見直しをかけてみたいと思いますが、2件の人には気の毒だなあということにするのか、それとも経過措置としてこれはもうさかのぼってそれを対応するのかというふうなことが出てこうかと思いますが、いずれにしましても全部自己負担にしておったのと全部迎えに行っておったんですから180度違うわけですからね。余りにもそれはサービスの差があり過ぎるんじゃないかというのが課長の提案だったもんですから、今言ったように。もとは末端から50メートルしか行かないというふうなような制限もありましたんで、そこらも考慮しながら、50メートルだったらその中間の20メートルから30メートルまでが幾らかかるかというふうなことでやったら40万円ぐらいが平均じゃないんかなあという数字を出したと思います、当時。ですから、これは議員のおっしゃいますように、特別な大きな団地があったりするときにはまたそれはそれとして負担金がたくさん入るわけですから、それはそれで解決していこうと思いますので、できればインターネットで引かれた分のほうへは正しく生かしていく方向で進めてまいりたいと思いますので、よろしくご理解いただきたいと思います。 ○議長(定本一友君) 次の質問に移ってください。 ◆6番(貝阿彌幸善君) 次の中央中学校の建設についてということは、もう昨日から他のほかの同僚議員さんのほうからお尋ねがあり、教育長のほうからも答弁、それから町長のほうからもいろいろと答弁があったところでありまして、私が改めてという部分についてはあれなんですが、1つだけ、私も実は説明会のほうへも足を運ばせていただきまして、教育長等々の説明、それからそのときの質疑応答、それから意見等についても聞かせていただいておりまして、私が感じましたことをちょっと申し上げたいなと思うんですが、教育審議会のほうへ諮問をされたということにつきまして、教育長おっしゃっておられた白紙の状態で諮問をしたんだというようなことからの答申があった部分についてお聞きをしたわけですけれども、教育長も言っておられるし、町長も言っておられたんですが、教育委員会側と町長部局との差というものがあるんですから、私は教育長については、学校建設に当たってはある程度プロの目というものの中から学校というものを考えたときに、これから長期スパン、50年、60年ということのものの考え方の中からし、それからいわゆるこれからの児童の動向性、それから推移についてもということもおっしゃっておられたんですから、そうしたこと踏まえながら、こうした学校が本当に子供のための教育になるんだよというような施設というものをまず青写真的に考えていただいておってもいいんじゃないかと。そのものの中から本当に環境であるとか利便性であるとか、それからいろんなものを加味しながら皆さんに検討をしてくださいというような部分でいかんと、なかなか白紙の状態で、ほんならどこがいいんでしょうかというようなことになると、やはり私らの感情からしても、そりゃまあ波風立てんのんなら現状のところがええんでしょうなあというような答えになるかもわかりませんし、それから利便性の問題からいうならば、遠方の人は近くになりゃあええだろうなあという人も出てくるかもしれませんし、そうしたことの意見が重きを占めるんではないかといったようなことからするならば、本当にこれから50年先、60年先のことも考えながら教育現場というものを考えたときには、こうしたものを建てて、こうした施設をもってやっていければいいんじゃないか。その中には昨日も言いよりましたけれども、それは金銭が伴うものですから、やっぱり財政の問題もその後からは出てくるかもしれません。財政の問題が出たときに、こうした施設についてはこういうところまでをというのが今度は検討の段階だろうと思うんで、教育委員会側からするならば、わしは子供の本当のこれからの教育という考えたときには、本当はこういうものをしたいんだろうというものをぶつけていって審議してもらってもいいんではないかなというように感じたんですけど、教育長、いかがでしょうか。 ○議長(定本一友君) 答弁者、教育長。 ◎教育長(中力昭君) 貝阿彌議員のご質問にお答えします。 通告の質問と違いますので、こちらに紙を持ってきましたけれど何も書いておりません。今、おっしゃられました事柄につきまして、今回の説明会、これはあくまでも審議会の結果、見解の経過、そしてそれについてのご意見があればということでお聞きしたわけでございます。昨日もお話がございましたように、私がこうだというような言い方をしますと、例えば昨日も土地の問題で土地が狭いと言ったという、これは言ったのは私が言ったんじゃなしに審議会の中で言われたことを報告したわけですけれど、私が言ったことになっておる。そういうことになりますと、ちょっとした事柄が、かなり私の言動が影響いたしますので、あくまでも説明会に徹して、そして意向、ご意見をお聞きするという立場で今回はやったわけです。 先ほど申されましたような事柄につきましては、審議会の中でこれからの子供たちの動向というのはどうようになるかと、あるいはそれはあくまで予測しかないわけですけれど、こういったこれからの教育というのは展開される可能性もあるというようなお話は、そういうものは審議会の中で出しております。それをもとにして審議会の皆さんが、場所についてはそれじゃ2カ所ということを町長さんのところへ答申されたわけです。しかし、その答申した中に2カ所の中についての意見を地域の住民の方々やPTAやそのほかの方の意見をしっかり聞いてという部分があります。そういうことで皆さん方にそれを聞くと、それを聞いた上でその答申書をそこへ添えさせていただくという形で説明会を開かせていただいたわけでございます。 ですから、今おっしゃられたようなことを、場所が場所ならば、例えばそれがいよいよ最終決定をされる恐らく町長さんのほうから議会のほうへも提案されて場所を決められると思いますけれども、そういうときに教育長どうですかと言われればお話はできますけれど、今の段階では私はそれを引っ張っていくわけにはいかないと、こういうように思っております。 以上でございます。 ○議長(定本一友君) 貝阿彌議員。 ◆6番(貝阿彌幸善君) 教育長の立場もわかります。ただ、専門的な分野へも考え方を聞いてとか、そういったような部分というのはまだまだこれからされるんだろうかなと。また、年内に何カ所か説明会をしてといったようなことを言われておられたんですけれども、その説明会についても今までやったような説明会と同じような状況でやられるんでしょうか。それとも、またもう一つ踏み込んだような形になっていくのか、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(定本一友君) 答弁者、教育長。 ◎教育長(中力昭君) 再質問にお答えします。 昨日の三船議員のご質問の中で、もう少し広く場所ということでございましたんですが、何分年末が押し迫ってますので早速場所は確かに変えますけど、今回も2カ所で、今度は打穴の公会堂のほうと、それから加美小学校のほうで17、18日にやらせていただこうと思います。もちろん再度説明いたしますけれど、既に昨日の議会等で町長さんのほうの発言もございますし、そういうこともあったということも加味しながら、再度教育委員会の立場ということもしっかり皆さん方にご説明したいと思います。あたかも教育委員会が場所を既に決めて、そして説明会に臨んでいるというようなとられ方をされた方がかなりあるようでございますので、その辺のところをしっかり、これからこの答申というのがあくまでも審議会の意見書を教育委員会が皆さん方にお知らせしただけであって、場所を決めるというような決定権も私はありませんし、あくまでも町部局と議会の皆さん方で決められることですので、それの補助手段としての説明会をさせていただこうと、こういうふうに思っております。 以上でございます。            (6番貝阿彌幸善君「わかりました。以上で今定例会の一般質問を終わらせていただきます」と呼ぶ) ○議長(定本一友君) それでは、これをもちまして貝阿彌議員の一般質問は終わりといたします。 質問の通告は以上であります。 これをもって一般質問を終わりといたします。これにご異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(定本一友君) 異議なしと認めます。これで一般質問を終わりといたします。 それでは、これより日程第2、議案に対する質疑。 これから議案に対する質疑を行います。 順次発言を願います。 14番小島議員。 ◆14番(小島洋征君) 失礼いたします。1点のみ議案質問をさせていただきます。 議案第136号美咲町福祉事務所設置条例ということで新たな条例制定のための議案が出ておりますが、詳細にわたっては委員会のほうで審議されると思いますので、私は簡単に1点のみ質問をさせていただきます。 といいますのが、この社会福祉事務所、仕事としてはその第3条に書き出されておりますように、生活保護法あるいは児童福祉法、母子及び寡婦福祉法等、幅広く奥行きのある仕事で大変なことだとは思いますが、その下に第4条として福祉事務所に必要な課を置きというふうに書かれております。現状でこの第3条に規定されるところの事務を扱うとするならば、これは住民課あるいは保健福祉課が該当するかと思いますけれども、庁舎の中で、あるいはまた総合支所の中でどのような課の設置内容にしていこうとされておるのか、これは総務課長に聞けばいいんでしょうか。担当課長のほうでご答弁をお願いします。 ○議長(定本一友君) 答弁者、松本総務課長 ◎総務課長(松本行正君) 失礼いたします。議案質問ということで小島議員さんのほうから美咲町の福祉事務所設置条例という中で、第4条の組織がどういう形かということでのご質問であります。 これは、議案の提案説明の中で町長のほうから説明が行われましたように、来年4月1日から発足をさせてということで今現在準備を進めておるものでありますけども、事務所の規模であったり、それから設置の場所、そういったものが今現在協議中であります。詳細な事務の範囲、そういったものもおおむねの範囲のどうしても取り扱う業務というのは定められておりますが、その中に福祉事務所で持つべき業務というのの美咲町で設置した際にどういう形が一番いいのかなということで、今、矢木副町長筆頭にそういったメンバーで今構成されて検討されておりますので、もうしばらくしますとその辺の状況が正確に報告できるような状況になると思いますけども、今現在ではその状況でございます。 ◆14番(小島洋征君) ご答弁ありがとうございます。場合によっては、そのやり方によって住民の方がかえって混乱するというような状況を招きかねない部分もあろうかと思います。そうした意味で、委員会での審議も十分にやっていただくと同時に、これが本当に住民の福祉に資するような福祉事務所として育てていくように頑張っていただきたい、かように思いますのでよろしくお願いします。 終わります。 ○議長(定本一友君) ほかに質問ございませんか。 11番寒竹議員。 ◆11番(寒竹壽君) 今回、補正予算で出されています件について、二、三、お尋ねしておきたいと思います。 1つには、これも何回か出ておるんですけれど、美作岡山道路建設事業……。ちょっと待ってください。ごめんなさい、31ページにあります美作岡山、今回129万2,000円の減額となっております。これまでたしか700万円何ぼで、当初の予算ですか、879万2,000円、今回129万2,000円減額ということで750万円差し引きになるわけですが、これいずれにしても事業が確定してこうなったものだと思っております。いずれにしても、町ではわからないんで、県のほうからの指導を受けて計上されて今回また決定版ということかなと思っておるんですが、この辺の説明、そしていずれにしても決まったということで思っておりますので、今年度確定は事業が何ぼになったのかということをお尋ねしてみたいと。 とりあえずこの事業、何回か説明聞いたかと思うんですけど、補助金の県なら県の事業の中で国の補助金もありましょうし、そして県の起債もありましょうし、県及び受益者団体の負担が今の減額129万2,000円に相当するものでございますけれど、これたしか関係自治体が一律負担というようなことも記憶しとんですけれど、その辺踏まえてご説明をお願いしたいと思うんです。 ○議長(定本一友君) 答弁者、清水建設課長 ◎建設課長(清水史郎君) 失礼します。11番寒竹議員さんの予算についてのご質問につきましてお答えしたいと思います。 寒竹議員さんおっしゃるように、すべてうちのほうでは把握しておりませんが、県のほうにお聞きした金額をここで補正をしておるというのが本音でございます。といいますのが、当初予算では単県分の金額が4億6,890万円だというふうに示されておりました。今回、事業費が変動がありまして4億円という形になりました。4億円に対して道路改築費でございますので15%が負担金になるわけでございます。それを旧8町村で割った金額が美咲町の負担になるわけです。旧8町ちょっとすぐに言えませんけれど、上から言いますと勝央町、それから美作町、英田町、柵原町、吉井、佐伯、山陽町とか旧の、全部言えませんけれどもそういうふうなものでございます。そのくらいしか私のほうでは言えませんけれど、全体の美作岡山道路の建設事業につきましては、私今のところ把握してませんので、何でしたらまたお聞きしまして報告したいと思います。 以上です。 ○議長(定本一友君) 寒竹議員。 ◆11番(寒竹壽君) 今回、課長承知されていないからよろしいんですけれど、また聞いといていただきたいんが、いわゆる事業費についての15%を旧町で割っとるという分ですね。            (建設課長清水史郎君「補助金以外は単県部分」と呼ぶ) ああ、補助金、それがわかってないということですね。補助金を引いてなお、補助金を引いた分の15%。            (建設課長清水史郎君「県負担分の15%。県が負担すべきお金の事業費の15%」と呼ぶ) 県が負担というんが起債もあろうかと思うんですが、これは……            (建設課長清水史郎君「国庫補助事業をちょっと引いたお金です」と呼ぶ) 国庫補助事業だけを引いた分、もしくは起債も引いて、その後、県の負担……            (建設課長清水史郎君「起債は単県費になりますんで」と呼ぶ) 起債はない。            (建設課長清水史郎君「補助金以外、国からの補助金以外を引いたお金という考えです」と呼ぶ) 起債がないということで、起債が例えば残りを起債が100%だったら、もらったら県は当該年度はもうけますやないか。            (建設課長清水史郎君「そこがちょっと詳しくわかりませんけど……」と呼ぶ) わからんか。それまた一応担当課長も承知……            (建設課長清水史郎君「わかりました。報告いたしますから」と呼ぶ) 僕もまた聞きますんで、僕も担当地元的なものもありますので、まんざら知らん知らんということもできないんで……            (「予算の中から起債と国庫補助の分を引いて純粋にここで要る4億円に対してということじゃろう」と呼ぶ者あり) 要るんなら僕はそうだと思うんですけれど、それなら話わかる。            (「純粋の部分を県が負担してる。4億円に対して0.15掛けたものを8町合わせて旧8町で割っとる」と呼ぶ者あり) それなら理解できるんですけどね。大体の概要については承知をいたしまして、欲を言えば、結構あの事業も長うなってどこまで進みよんかな思えばちんぷんかんぷんわからん。柵原町も確かにあそこの吉井川流域のとこをかかって、飯岡地域がかかってくるんですけれど、アクセスにどうのこの何年ごろからと言いながらもうさっぱりわからんのですけど。これらの後事業がどの程度残っておるんか、そやけど美咲町はどうのこうのいいながらなかなか3年先とか5年先とかその辺ぐらいはぼちぼち、望遠鏡じゃないけどわかってもいいんじゃけれどわからない。            (「整備区間にまだなっていない。見通しが立たない」と呼ぶ者あり) 計画はあってもいいもんではね……。 ○議長(定本一友君) 答弁者、町長。 ◎町長(奥村忠夫君) 寒竹議員さんのおっしゃることにつきましては、町長から私も引き継いでこの件を、非常に距離が短いんだと、しかし同じように負担金もかぶっていっとんでというふうなことで前町長から引き継いでおります。そのことは、この関係市町村の促進協議会の中でもいつも言ってますけれど、今会長のほうも非常に気を使っていただいとって、いつも国交省に行くときも荒嶋市長なんかも前からのつながりでよく知っておられるんで、とにかく今は美咲町なんだけど柵原町という旧町の時代から早う言えばおつき合いのようなことで入っていただいとるようなことで、ずうっと分担金、負担金だけ取ってきて計画路線もまだ示されてないということは非常に申しわけないんで、早く格上げをしてくれというふうなことはいつも言われておるんですが、いまだまだはっきりしたものが示されてないというふうなことが現実でございます。既にご承知のように一部供用開始して使っとる部分もあります。それから、北からおりてくる分はスムーズにいっておるんですが、53号のことを思やあ相当スピードも向こうが早いぐらいに工事も進んどるんですが、なかなかとうちの部分についてはまだいつごろどうするということが示されないままでおります。これは前任の旧寒竹町長のほうからもそのことについてはよく申し継ぎも受けておりましたし、当然今の荒嶋市長さんもよくご存じなんでそこら辺にも気を使っていただいておるんですが、はっきりしたものが全く見えてないのが現状でございます。いつも厳しく言よんですが、最近特に道路に対する予算が少なくなったということもありまして、なかなか示されないままになっておることでございます。 ○議長(定本一友君) 寒竹議員。 ◆11番(寒竹壽君) 岡山県はいわゆる財政危機宣言、400億円近く不足ということで、特にこういった大きなハード面の分が10数年前からの分が大きく反映、僕、道なんかはあることは一番いいんですけれど、今のやまなみハイウエー、あれは今の道にしてもそうなかなか利用者というのはないと思うんじゃけど、できるにこしたことはないんですけどね。今の分は期成会を僕は年に1回やろうかと思うんですよ。少なくとも寒竹前町長から引き継いである分は3年前、あるいは4年前近うなるんじゃけど、その後少なくとも3回幹事会もあったかもしれませんし、そういったところでわからんわからん言うんがぴしっと聞いてきていただいて、ときに議会でも我々報告をしていただきたいと思います。わからん、わからんじゃなしにね。            (「要望書もございますので、ちょっとまた事務局のほうへ問い合わせて、今の現状見てやっていただきたいと思います」と呼ぶ者あり) それから、次の特別会計水道の分で93ページの柵原北部簡水、それから105ページに統合簡易水道、あるいは112ページの中央簡易水道、これの繰上償還ということで町債をそれぞれ4,900万円、5,800万円、4,300万円を上げて繰上償還をしようということで、これ恐らく十数年から以前に借られた高利の分についてをそうした有利な借換債というようなものがあるようでございまして、それの3件がこの予算にそれぞれ3つの事業で出ておるわけでございます。それの3つの分はいずれにしても、今言ったように高利だからということであろうかと思うんですけれど、それのどういう内容の分かなと思います。借換債は、これはどういった条件で、あるいはどういった内容で、金利は何ぼ、何年で償還、この辺をちょっとお尋ねをいたします。 ○議長(定本一友君) 山本上下水道環境課長 ◎上下水道環境課長(山本泰示君) 失礼いたします。寒竹議員さんの今の借換債の件でございますけれども、これは昨年度から県のほうから指示といいますか、そういった制度がございまして、昨年度は7%以上のものを借換債として計上いたしておりました。 順番的に、ことしは6%から7%までの間のものの残っとるものをすべてここで一括償還をいたしまして、低利で今後払っていくということでございまして、まだその低利の利息等につきましては確定いたしておりませんのでここでは申し上げられませんが、そういったことでございます。            (11番寒竹 壽君「ほんなら、去年ももちろん何ぼか何か聞いたことがあるようなんだけど、去年も何ぼかされて」と呼ぶ) はい、やっております。            (11番寒竹 壽君「それは何%か」と呼ぶ) 7%以上のものです。            (11番寒竹 壽君「いやいや、その借っとる分じゃなしに借換債の利子」と呼ぶ) ちょっと済いません、ちょっと待ってください。            (11番寒竹 壽君「それがわからん言うたんじゃないんかな。まあ二、三%ぐらいであるんかな思うて」と呼ぶ) 失礼いたしました。そのときの借りたときの年度といいますか、それによって違いますけれども、1%から2%の間ということでございます。 ○議長(定本一友君) 寒竹議員。 ◆11番(寒竹壽君) そういった内容のようでございます。僕も確かに今のたまたま3つの水道債の分をちょっと計算もしてみたんです。確かに7%ぐらいらしいんですけど、もちろん今の利子分はあと後年の分をここで含めて利子見るわけだから、当然そりゃ7%以上の分となるんですけど、例えばほかの分は100分の……。元金を100にして46%だったかな。中央簡水の分は元金、その年の予算の分ですよ、100に対してちょうど半分ぐらい。それから、統合簡水のも一緒ぐれえですけれど、非常に高いなということを痛感したんです。全体をずうっと割ってみてみようかと感じたときに、本町には一般会計で全額24億円、利子含めて、それから特別会計で16会計で8億円何ぼ、合計32億円ほどあるんです。それをことしの全体で割れば、100に対して21.5ぐらいですけれど、今の水道債の分見れば、元金100に対して利子分が50という、僕はたまたま今、国の指導でということでありがたいことなんだけど、多分まだあると思うんです。今回は6から7ですわね。それで今は恐らく1%や2%ぐらいで借られると思えば、なお県のそれぞれのご指導を受けてしていただきたいなという気分もございます。その他、農林債の債務保証してきとる債務負担行為をそうした分ももう結構7%前後のものが結構あろうかと思いますんで、十分見直しをしていただいて大きな金額でない限りにあっては、それはできるだけ早期償還、期限前償還をいうような考え方でいっていただきたいなと。非常に7%、1%少々でも大きな額になりますんで、ぜひお願いしておきたいと思います。 うちの、合併当初は170億円ぐれえの起債もございましたけれど、現在これもついでにちょっとざっと調べてみましたら、約300億円、298億円ほどの起債の残と、特別会計を含めましてですよ、ということがございます。債務負担行為なんかこれ約8億円ございますんで、またこれ旧柵原町の分でも、そうした債務負担行為で、非常に高利の分で結構借った分をそれぞれ年度において支払っていられる分も多々あると思いますんで、その辺をできるだけ、あと期間的には少のうなっておりますし、金額的にも少のうなっておりますけれど、というて余裕がないとなかなかこれ償還もできないということがございますけれど、というてもったいないことでございます。7%以上の前後のものが一、二%で借りるならもちろん今のことでよろしいんですけれど、債務負担行為の分も要望としてよく吟味していただいて、清算もしていただければなというようなことも考えますんで、お願いして終わりたいと思います。 ○議長(定本一友君) ほかにございませんか。 岡田議員。 ◆12番(岡田壽君) 済いません、それでは、議案の条例なんですが、第137号墓地公園設置条例についてなんですけども、ちょっとお尋ねしたいのが、墓地公園の利用料というか永代使用料が美咲霊園ということで3万5,000円から4万円というふうな算出基数になっておりますが、これ算出の基礎がほかのは2万2,000円ということなんですが、やや高目に設定してあるということと、あとここ区画数どのぐらいあるんかなということと、それから「しょうこつ」とこう読むんですかどうか、焼いた骨というふうなことで書いてあるんですが、人骨とは書いてないんですが、最近ペットブームとか云々でそういうものも可能なのかなというふうなことなんですが、この3点どんなんでしょうかなということです。 ○議長(定本一友君) 答弁者、山本企画財政課長 ◎企画財政課長(山本登志夫君) 失礼いたします。岡田議員さんのご質問で、墓地公園の設置条例の中に今3点お聞きになられたと思います。 まず、1点の区画数につきましては154区画を考えております。 それから、1平方メートル当たりの永代使用料がほかの地区に比べて少し高目ではないかなということであるんですけれども、これにつきましては3万5,000円から4万円というふうに考えておりますけれども、まず分譲地と同じように売らなければいけないというようなことがありまして、民間の霊園よりかは安く設定しておるんですけれども、あくまでも便所とか、それから水道施設とかあずまやとかそういったものも含めておりますので、少し高目になっておるんではないかなというふうにも思っております。 それから、もう一つ、焼骨言われましたかね、これにつきましては、基本的には人骨でありますけれども、この墓地公園の設置条例をつくるときに柵原町時代の設置条例を参考にしておりますんで、基本的には人骨です。焼骨と書いておりますけれども、人の骨だけということにしておりますので、よろしくお願いします。            (「広さ1区画について」と呼ぶ者あり) 済いません、もう一つだけ忘れておりました。1区画の広さは3メーター四角で9平米ということになっておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(定本一友君) 岡田議員。 ◆12番(岡田壽君) もう一点なんですが、もう一点はこの予算書のほうなんですけれども、一般会計補正予算の17ページと、関連は恐らく14ページかなというふうに思うんですが、以前この企画費、17ページでは7の企画費の中の集会設備補助金という135万3,000円ですか、以前財源内訳で△の100万円というのがあるんですが、これが14ページの総務費寄附金、この整備寄附金、これ一般寄附金ですね、そのうちの中の△の100万円というのがあるんですが、以前婦人会でしたか、何ぼか寄附してそういう設備をこしらえるんだというあの関係の予算でしょうかなと思うんですが、寄附金を△100万円もったいないなあ、婦人会に差し上げときゃええのになあていうふうな発言をしたことがあると思うんですが、それをまた差し上げたというふうなことなんでしょうか、何かほかの理由があったんでしょうかということです。 ○議長(定本一友君) 答弁者、山本企画財政課長 ◎企画財政課長(山本登志夫君) 失礼いたします。14ページの一般寄附金ということで100万円をここで減額をしております。先ほど言われましたように、婦人会から寄附金をいただくということにしとったんですけれども、いろいろお話をしておる中で補助事業として建物を建てるんですけども、そのときに例えば下水道の負担金、水道の負担金、そういったものも入ってくると、支払いのほうを婦人会のほうでやらなければいけないというようなことがありまして、その調整をするためにここで100万円落とさせていただいております。よろしいでしょうか。            (12番岡田 壽君「よろしいです」と呼ぶ) ○議長(定本一友君) よろしいでしょうか。            (12番岡田 壽君「以上です。終わります」と呼ぶ) ほかにございませんか。 寒竹議員。 ◆11番(寒竹壽君) 1つお尋ねをするのを忘れとったんですけど、僕は総務委員会に所属して、総務委員会での予算的なものは審議するんじゃからいいかなとも思っておりますが、1点だけ、いわゆるIP電話の分で全体的にここでちょっと聞いとくほうがいいんかなと思ってさせていただきます。 今回、IP電話の分はいずれにしても、あるいは事業そのものは一般会計でされると思うんですけれど、その他運営については特別会計を設けてされとる。どちらにしても、その分は特別会計、若干の補正は出ておりますけれど、僕が尋ねる分についてはこの前全員協議会で開かれまして説明もございました。加入の今、それぞれ90何カ所か説明して申し込みを承っておりますという状況は僕はかなり低いと思っております。一般の住民の皆さん方はおうちに電話があり、携帯電話が一家にもう2台も3台も4台もあって、その上IP電話まで要らんという、初めからそういった仕掛けの中で、幾ら放送しようが、紙を出してもなかなか頭から聞く耳持たない格好の中でなかなか、非常にいいもんではありながら、そういう分で僕は加入が自主的に推進ができてないと思っております。少なくとも12月10日を締めとしてやっておりますということでおられましたが、いずれにしても今のみさきネットには告知放送の欄で5,753戸と加入されてます。これ恐らく美作町六千何百戸の中で重複した分もありますから、ほとんどが100に近い加入状況だろうと思います。少なくともそのうち3割や4割だったら4,000戸足らなんだらどうのこうのというようなことも伺っておりますし、少なくとも加入の料金も取らないし、利用料金も町内では余り取らないというような考えで出発しておるわけですから、少なくともこれもみさきネットに入っている人については、これを附属施設的ですよというようなことでしていただきたいなということで思っておりましたら、この前全員協議会で加入状況を課長が説明し、そういった中で町長もそういうような意味合いも言われて、それからその他の人からも何で全戸加入が不都合な点があるんならという質問も出ておりましたけれど、その質問については答えを聞かれておりませんでした。あの場の雰囲気では、少なくともそういうような状況の中で、僕は町の中でその後協議もされまして、いわゆるそういう方向で切りかえていこうということで出されると思っておったんですけれど、その後相変わらず告知放送も同じことを放送されておりますし、2回目の加入も推進していきょうるというような状況でございます。 ここですぐ答えは確かにできないとは思うんですけれど、先ほどから言いましたように、このせっかくの三十数億円の合併記念事業としてしていただいて、ほとんどの加入ができております。これをなお、このIP電話にも切りかえることによって、町内すべからく役場や学校、その他そういったものからもどのおうちに電話をすることはいつあるやらわかりません。結構電話は、携帯電話はもちろんでしょうけれど、普通のそういった電話は結構利用されていると思うんです。ほとんどが入らんとこれはなかなか意味がないもんでございますので、1億円今計上されておりますけれど、これで僕は予算が不足するから、例えば4,000戸ほど加入の分で1億円の計上か、恐らくつまみで予算は当初はされておろうと思いますんで、と言いながら6,000戸も入っていったら、まだまだもう1億円というようなこともあるかもしれませんけれど、考え方について町長、思いの分で別に内部の協議されてないようでございますので、この前の全員協議会の中ではそういったことが町長も言われようりますし、僕もずっと思うておったら、たまたま発言もあったし、もっともだということで思うておりました。何らかのきょうの、所信表明じゃございませんけれど、議会始める前に諸事項の報告の中で、これからも推進については頑張っていきますというだけの表明でございました。僕はそういった軌道修正の言葉が出るんかなという期待もしておりましたけれど、ないので、ぜひ検討、そしてそういう方向での切りかえを進めていただきたい。要望お願いして、ご意見がありましたら。 ○議長(定本一友君) 池上情報交通課長 ◎情報交通課長(池上康夫君) 失礼いたします。11番寒竹議員のご質問にお答えします。 今、情報交通課ではIP電話につきまして募集をしております。募集ではなくて全戸にという今ご意見をいただきました。先般の全員協議会の中でも町長のほうからそういうことで指示もありました。担当課としての考え方です。これは今募集をとっておりますが、非常に温度差があるといいますか、地域によっては区長さん等皆さんがご協力といいますか、このことに同調していただきまして、私たちの区は全員入ろうというふうな区はほとんどの方が加入をされております。また、そうでない地区については説明会に来られる方も少ないというふうなことで、半分以下のところもあります。現在、集計をしております。今後の進め方としましては、我々はまだ来られなかった方についてお尋ねをしようというふうに思っております。どういうお尋ねかと申しますと、IP電話について頭から入りたくないと言われる方、それから全くIP電話について知識、説明等がわからないという方、そういった方については再度説明会等をしていきたい。そういう中で多くの方に入っていただきまして、効果を出していこうというふうに考えております。いつも会場では言っておりますが、お互いにIP電話は私も入っとる、あなたも入っとる、そういう条件でないと無料通話ということにはなりません。そういったことをご理解をいただいて町としては進めていきたいというふうには考えております。 以上です。 ○議長(定本一友君) 寒竹議員。 ◆11番(寒竹壽君) 先ほども、農集と公共の違いもございますけれど、水道の分で。下水の分は迎えに行くんじゃその家まで、そういうことで僕は今のIP電話についても申し込みをするとかしないとかじゃなしに、少なくとも今の光ファイバーでそれぞれ加入されておりますみさきネットの分については、少々10メーター云々も書いてありますけれど、大きなもう200坪も300坪も大きな家はございませんし、11メーターになっとっても無償的な格好の中で全戸するんだという、したほうが、どうしても自分は入らんや、これはしょうがないとしましてでも、その後どうせ場合によってはまた今の下水の分でもやってくれえというような分が出てくるようなもので、いずれにしても設置費用、それなりに僕はあれだけの機械が一個何ぼするんか知らんけれど、四、五千円するんかなと、それ掛ける6,000やったら結構それだけでもこもうないかなあとは思うんですけれど、そういう考えで、美咲町内はそうしたもう電話をおばあちゃんがしようが孫しようが何ぼかけてもただなんよと、安いですよ、そういうサービス、美咲町は。この間からちょいちょい入ってくるんがね、町長、美作のほうから僕ら結構多いんですけど、いろいろとあの辺に行っとっても、もううちら回りは美作市はもうむちゃくちゃじゃと、合併後。ずうっと県北見て一番ええのは美咲町じゃと言うて僕は具体的にはそんなにええという分じゃないし、いずれはまあ合併は仕方がねえ、残っとっても地獄、そりゃ合併してもなかなか言うことはありますけど、そんなもんじゃねえですよと、おたくさんも結構ええぐあいにやられようりますがなというような話はほかからも聞くんですけど、そういうような見方をしてくれとって結構なんですけど、そりゃあええニュース性がいっぱいどんどん出る。今のIP電話にしても、そういう格好で申し込みをしてどうのこうのじゃない、町がこうした格好で皆さん何しましょうでという気持ちを、職員の皆さん方もそういうこれを持って、自分が胸を張っていける、そういう施策をこのIP電話にもしてほしいとお願いをしておきたいと思います。 ○議長(定本一友君) 町長。 ◎町長(奥村忠夫君) 先般全員協議会でもご説明申し上げましたように、我々はもうもともとが無料でつけようということでございますので、つけていただくことが一番いいんですが、今担当課がこうしてやっとるのは、とりあえずせんだってもご説明を申し上げたように、まず電話番号を教えていただくとか、それから次に外へかけるようなものを申し込んでいただけるかどうかというような一定の調査があるわけです。ところが、そのものもいただけないということになりますと、まず電話番号がわからんわけですから、ですから一応そうしたものをお示しいただきたいというんですか、なかなかさっき課長が言っておりますように、説明をしていっても温度差があって、入らんでもええ、そういうものはと、入るまあでと、町が町費の無駄遣いじゃけんというようなことで初めからもうガードを固めてしまっとられる地区があってみたりするもんですから、非常に担当課としては苦労しております。ですから、今おっしゃったように、私はもうどっちみちセットで告知放送と同じように全戸につけていけばいい、双方向の通信ができてこれ電話なんですから、告知放送みてえ一方的に流すものじゃないですから、相手にも入ってもらわねば、全戸加入していただこうということで、その方向に切りかええと言ったんですが、結局は電話番号がわからない。その辺をじゃあこっちが勝手に調べるわけにはいかない、最近は個人情報がやかましくなってますんで、調べようと思やあNTTで調べたら調べれんことはないわけですけど、それはやられないということになっておりますし、ほんならもううちは要らんからってはっきり言っていただきゃあええんですけど、説明会にも来ていただかん、返事もいただけんというのが今あるんで非常に難儀をしております。最終的には、後から申し込まれたらお金が要りますよと言うとっても、さっきの下水と同じようにじゃあぽろぽろぽろぽろ出てきたものをほんなら取るんかというようなことになると、やわらかくまた変更すると、まあええわ、入っとかんでもええぞ、どっちみちそんときにはそんときのことがなるわいというようなことになりますんで、日和見のような格好になっとることで、非常に担当課は困っておると。こうなれば一つの方策として、最近担当課長とも話しとるんですが、例えばこの光を引くときにも加入率が何%以上だったら加入金を3万円もらいます、5万円もらいますとか言うたように、だめだったら、もう何戸に満たさない場合にはもうやめてしまおうという方向もとらざるを得んのじゃないんかなあというふうには最近思っております。 ですから、皆さん方も地元へ向けて説明会等には聞いてやってくれと、耳を傾けてやってくれというふうにひとつご協力いただければありがたいなあというふうに思っておりますし、住民の皆さん方に何かの機会がありましたら、そうしたことをPRの協力をしていただけたらありがたいなあというふうに思っております。 以上です。            (11番寒竹 壽君「最後に一点だけ」と呼ぶ) ○議長(定本一友君) はい。 ◆11番(寒竹壽君) いずれにしても、町民の方はそういうようなほかにIPについては十分理解されておられる人もおられるし、全然はなからただじゃといえども税金を使うて次々言うて、そんなことまでもう電話ばあ要らんという分の、それはわかりませんよ、聞いてみにゃあわかりませんけれど、そんな感じじゃないかなと思います。 今回の段取りについても、僕は10月のうちらの南和気体育館で文化祭があって、お年寄りとかその他大勢200人前後ほど来られとった中で、あいさつの傍らこの1つの報告もIP電話について今検討されて、近々それぞれ通じて、あるいはその時点には部落長を通じて部落長からご説明がどうのこうの説明があったんですけど、ちょっとそんなことが部落長にできるかなあということは思いよりましたけれど、まあそう言われよったんでね、そのうち部落長さんのほうからも説明会もあるかもしれませんけれど、いずれにしても皆さん、ただの分でございますんで、大いにみさきネット入った分が、30数億の分がそういった格好でというようなお話もさせていただいとんですけれど、なかなかこういった分があろうと思います。いずれにしても、僕は人がこっちからどう歩いてみたところで分けていきゃあ知れとりますんで、今の町外へ申し込みするか、電話番号ぐらいはこれは頭からはなからわかります。印鑑が要るならそういった格好でええんじゃけど、もとの考えという分は、先ほど町長言われましたようなやめてもええんじゃという、僕も今の状態ならやめざるを得んなというぐらいに思うております、何ぼかね。だけど、せっかくええ何の分で、みさきネットの有効活用ということになりゃあ、そりゃあこれにこしたことはないんです。よろしくお願いします。 ○議長(定本一友君) ほかに質疑ございませんか。 ありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(定本一友君) これで議案に対する質疑を終わりといたします。 日程第3、議案並びに陳情に対する委員会付託を議題といたします。 ここで議案付託表の中の民生教育常任委員会に付託されております陳情書、陳情第15号ペット移動火葬車の現行法に基づいた取り締まりの早急な実現と罰則を伴った厳しい措置を求める陳情書というのが、これは議会運営委員会に、そしてまた全員協議会に説明したときには建設産業に付託ということになっておりましたので、これを変更をひとつよろしくお願いいたします。 それを踏まえまして、提案されております議案第136号から議案第159号に至る24議案並びに陳情6件、要望2件について、お手元に配付している付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託し、審査することにご異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(定本一友君) 異議なしと認めます。したがいまして、議案第136号から議案第159号に至る24議案並びに陳情6件、要望2件は、それぞれの所管の常任委員会に付託し、審査することと決定をいたしました。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 今後の日程につきましては、明12月12日から18日までを休会とし、12月19日午後3時から会議を再開いたします。したがいまして、休会中に各常任委員会を開催し、付託案件の審査をお願いをいたします。 きょうはこれにて散会いたします。(午後3時42分)...